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予想通りの結末ですね。
タイトルからして主人公が誰を愛し誰が死んでしまうのか、40ページも読めば予想がついてしまいました。 でもそうなるとそうなったで随分と先が読みたくなり、長ったらしい会話文がじれったくなったもんですから、効果は案外別のところで出たみたいです。 にしても『友情』とは違って随分と立ち直りが早いんですよね。 自分に言い訳して平気に見せているのかもしれませんが、見栄をはっているとは思えませんでした。 そういうところを見てると恋愛小説としてはやや変な感じです。 まあ楽しめたのでいいのですが。 <あらすじ> 村岡は野々村の文学仲間であり、よく遊びに行っていた。 ある日いつもと同じように野々村の所を訪ねた時、彼の妹夏子に出会った。 夏子は村岡の作品を以前から読んでいて彼のことを尊敬していたが、村岡はまったく相手のことを知らなかった。 2人は次第に心を通わせるようになり、会うたびに互いを思う気持ちは強まっていった。 そしてその愛がいよいよ結婚を目前にし始めたとき、村岡は叔父からパリに来るよう誘われ・・・・・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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