|
カテゴリ:書籍
●あらすじ●
久しぶりに古本屋ではなく定価で買った本です。 村山由佳の本はどれか読んでみたいと思ってたので、近所の書店で見てぱっと手にとったのを買いました。 んん~~~~、この本もまた私には少々早かったかもしれませんね。 直に感じた事のない大人たちの考え方は、一番妥当なんだろうなぁとは思えても、それが正しいとは中々断言できません。 どこでケリをつけ諦めをつけるのか、人生を振り返るのに十分長く生きてきた者たちの長く重苦しい経験の積み重ねは心に苦しいです。 中には本当にどうにもならない悩みも登場人物たちは抱えています。 でも『ここで諦めていいのか』、私は思わずそう感じてしまいました。 各短編の終わり方は、どこかに救いのこめられた、題名を連想させるかのようなはかない美しさに彩られています。 そのきらめきと彼らの気持ちにもう少しでも同調できたらと思うと、とても名残り惜しいですね。 まだ書店にあると思うので、人生振り返って色々あったよなぁと感じられるような年齢の方は是非とも読んでみて下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[書籍] カテゴリの最新記事
|