わたし問題
いつか読もうと思っている本は〇mazonでメモッている。この本もずいぶん前からリストアップされていたのだが、わが家の本棚から見つけることになろうとはつゆにも思わなかった。大人問題亭主が買ってきていたものを通勤のお供に連れて行く。読むとちくちくする。読むとしみじみする。わが身の身勝手さやら不安定さやら信念やらを再認識する。身の置き場がないような感覚に『こりゃ息子には読ませられないな』と思ったのだが、はたと思い直して今は息子に読んでもらおうと思っている。おかあさんの日頃言っていることが如何にいい加減なことなのかということを彼が発見したとしたら「ばれましたか。おみそれしました」とかぶとをぬいであたまを下げよう。オトナ全般をただのアホだと評したら「そりゃアンタの目が節穴だ」と言い放とう。でも『こどもたちのために』という台詞がいちオトナとして概して嘘くさいもんだなぁと思う。子供たちは大人の自己愛を否定はしなくても拒否する権利がある。子供たちを囲いに入れて守るのではなく、大人が子供に被害を与えないように隔離されるべきである。ワタシがいちばん危険であーる。「心」の話にも目からうろこだった。改めて、心って文字が好きになりました。