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晴らすぞ！キャンプ

田貫湖キャンプ場へ一泊。計画を立てるのが苦手な私が、同類の友人とゆる～い計画を立てていたのが、今回のキャンプ。予約が要らない、先着順で場所取りのキャンプ場なので天気が悪かったら行くのを止めることができる、という所。天気予報は...弱雨。「気力で晴らす！」と宣言し、てるてる坊主を２人、窓のそばに下げた。しかし、当日は雨。朝８時に出発し、山越えをしている間、ずっと濃霧。現地に到着すると、本格的な雨が降っていてかなり盛り下がる。でも、おかげでキャンプ場は空きが多くてラッキー！小雨の中タープを張っていたら、雨が止んできた。濃い霧も午後には晴れて、見えなかった対岸が見える。こ踊りしながらお昼の用意。私の担当はグリーンカレー。スパイスにむせながら煮込み、前日作ったナンの生地をプライパンで焼く。結果、好評！やった～♪子ども達はカレーを食べて、釣りをして、その後皆でサイクリング。湖の周りを一周。４キロの道のり。子ども達はあっという間にはるか前方...夜は炭火でサンマを焼いて、けんちん汁と一緒に食べる。「ダンナさん、サンマ好きなんだね～。ひとりで３尾食べてたよ」サンマは人数分しか買ってないって、知らなかったのね...気力が効いて、その夜寝る前まで雨は降らずにすみましたが夜中からポツポツと降ってきて、明け方にはザーッときてしまいました。テントの中で、毛布にくるまって時間がすぎるのを待っていると朝食の準備を始める頃には日が差してきた！日差しが痛いくらい暑い！おかげで最高のロケーション！椅子を一列に並べて、皆で湖を見ながら朝食を頂きました。口々に「気持ちがいいね～」「最高だね～」とつぶやきながら。結局、撤収作業が終わった頃にまた雨が。丁度良かった！私（たち）の気力、天気予報も変えてしまうほどパワフルなのだ！とちょっと自信がつきました。子ども達のイキイキした表情。お酒を飲んで談笑する大人たち。思い出深い、とってもとっても楽しいイベントになりました。すっかりキャンプにハマッた夫。そして私と息子。冬キャンプに初挑戦するかも？しかし、寒そうだ...

怖かった...

「星を見に行きたい」と、以前から言っていた私。晴れ渡った空を見て、友人が電話を掛けてきた。「今夜、星を見に行かない？」６時半、５人が集結。「星を見ながらカップ麺を食べよう！」とスーパーでカップ麺を買い込み、いざ出発！目的地は、富士山五合目。以前富士山登山に行く夫を送って行った時それはそれは、本当にキレイな星空だったのです。意気揚揚と車を走らせる事４０分。街灯が無くなり、うっそうと茂る森のなかの道。いよいよ富士山らしい道になってきました。かなり、心細い。空も雲ってきてる。後部座席で急に友人の子が叫びました。「イノシシ！！イノシシがいた！！」「え～！ホント！？見たかったな～」と残念がること数分後、今度は道端をツツツと小動物が横切りました。「あ！あれ、なに！？」「キツネだ！キツネ！！」「わ～！カワイイ！！」車を止めてゆっくり見たかったのですが、止められません。「坂が急過ぎるから、一度止まっちゃうと車は進まなくなるよ」と、友人が言っていたのを思い出したから。坂道で車が止まったら、Ｕターンもできない。どうしようもない！冷や汗、たら～り出てきました。ギアをセカンドに入れてかなりエンジンをふかして頑張りますが、かなりキツイ。今にも止まりそう。「ＲＡＶ４、お願い～！頑張って～！！」「後でいっぱいガソリン、ハイオク入れてあげるから～！」と訳の分からない事を叫びつつ、止まりそうな車を走らせているとこんどは濃い霧に突入。前方可視１０メートル！こ、怖い！！怖すぎ！！音楽をボリュームいっぱいに上げて、大声でしゃべりつつ進んでいたらパッと霧の世界から抜けました。「富士山の雲の上に出た！どう、星は見える？」「.....見えない」１時間半近く進み、ようやく富士山五合目へ。か～なり心細くなっていたので、駐車場で人に会える！と喜んで入って行きました。駐車場に数台車が停まっているのを見て、心からホッとしました。...が、よく見ると、車は無人。登山に行っちゃった人たちの車でした。車を停めて、エンジンを切ると、あたり一面漆黒の闇！！「ぎゃ～～！！」「こわ～～～！！！」あまりの恐ろしさにすぐエンジンをかけ、「星空ディナー」を諦めて、下山する事に。星、１個も見えず...。車から出る勇気の無い私をよそに、Ｋ太は車を下りて溶岩らしき石のかけらを友達と一緒に拾い、富士山の記念にしました。下山中、セカンドでエンジンブレーキをかけつつ進んでいると森の中になにかいる！「あ！！シカ！！」「大きい！！」「こっち見てるよ～！！」カワイイ雌鹿が動きをとめて、私達をじっと眺めていました。「無料サファリパーク...」友人が、助手席でぼそっとつぶやいていました。結局、カップ麺を買ったスーパーの駐車場の端に車を停めテーブルとランタンを出して、持参したお湯でラーメンを作り皆で立ち食い。スーパーのお客さんがビックリ顔でこっちを見てたなぁ。・・・富士山の壮大さにおののき、荘厳で澄んだ大気にちっぽけな自分を感じました。天体観測、必ずリベンジするぞ！富士山以外の所で。

プラネタリウム

私は、よく道に迷う。ホントによく迷う。方向感覚が無いらしい。ナワバリを飛び出したネコみたいに、帰りたいのにお家がどんどん遠くなる。そんな訳で、我が家の車にはナビが付いてる。友人ファミリーと予約をしていた「月光天文台」へのお出かけ。その日は天体観測会が開かれる予定だったけれどあいにくの雨、予定を早めてプラネタリウムを見に行きました。ナビで検索すると、ちゃんと出てきた「月光天文台」。安心して目的地に設定し、ナビ通りに進んで行ったのですが...途中までは順調に進んでいました。が、山近くなると、道幅がだんだん狭くなり、離合できないどころか引き返す事もできない、これぞ山道！という道になってきました。竹は折れて斜めに倒れ、窓の中に笹の葉が侵入してきて子ども達の顔を撫でていきます。その度に「きゃ～！！」「あははははは！！」と大喜びする子ども達。私も笑うしかない。一緒になって爆笑しつつ泣きそうな顔で突き進んでいく事十数分。ようやくナビ上に目的地が見えてきたけど...「このまま、直進方向です」とナビが言う道は、山道をさらに越えた、デコボコ道に鉄板が乗った、トラクターしか通れないような道。「マジ！？....この道絶対行きたくない！！！！方向転換するよ、いい？」有無を言わさず何とか方向転換して、一番近くの大きな道を目指して走り数分後には「これぞ正しい道」という道を見つける事ができました。ナビにイジワルされるのはこれが始めてじゃないけどホントに...今回はナビを引っぺがして外に投げ捨ててやろうかと思いました。プラネタリウムの上映開始１分前ギリギリに到着。何とか観覧に間に合いました。満点の星空をうっとりと眺めつつ、思わずうとうと....しそうな頃合いを見計らって、スタッフのおじさんのおやじギャグが飛び出してくる。「これが、イテテ！の、いて座です」「なんとなんと、南斗七星です」「この星座は...ぎょう座、あ、いえ、ぎょしゃ座です」笑う私達の後ろにいた、ロマンチックを満喫しに来たカップルがどんな顔していたのか、ちょっと見てみたかったなぁ。帰り道、ナビはしまいっ放し。友人ナビで温泉に立ち寄り夕飯を食べて無事帰還できました。今の時期、明け方には火星と木星が目視できるそう。土星の輪が見てみたい。息子にも見せたい。欲しいな、望遠鏡。

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