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Mar 23, 2011
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カテゴリ:仕事 と 成長

震災による自動車各社の生産停止が続いている。

直後は、まずは生産に直結する一次部品に影響が現れたが、
ここに来て、各種部品に使われる機能部品や原材料など、
二次的・三次的なサプライヤーの被害による影響が見えつつある。

自動車のみならず、家電を含めた多くの製造業に影響があり、
JR西日本では、車両の部品欠品による運行本数削減を実施するとのこと。


設計図面・仕様を再現させる形で仕事を進める最終製品の量産では、
たった一つであっても、部品の不足があれば製品として成り立たなくなる。

海外調達部品が増え、国内産業が空洞化しつつあったとは言え、
部品の世界では、国内のサプライチェーンが複雑に絡み合っている。

もちろん、国内でしか作れない高度な機能部品も少なくないだろうが、
これまで「取るに足らない小部品」だと思われていた部品の数々や、
コストダウンネタにならないほど安く、汎用の部品もそこに含まれている。


今は、工場や調達バイヤーが青ざめた表情をしているだけだろうが、
設計仕様を満たす代替部品・材料の採用がうまく進まなければ、
営業活動や市場供給そのものへの影響が、広がるかもしれない。

リケンショックのあと、BCPという言葉が流行っていた時期もあったので、
それが最も進んでいた自動車各社だからこそ、影響がすぐに見えただけ。

最終製品の量産が止まれば、そこに使われる他の部品の発注も止まる。
この先、見えていなかった経済への影響がじわりじわりと広がるのでは...






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Last updated  Mar 24, 2011 07:07:02 AM
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