電子辞書? いいえ翻訳機です
前回の出張では、アメリカからメキシコに入った途端、ホテルの売店でも、英語が通じないという事態に...そこで、スペイン語圏・ホルトガル語圏のことも想定し、多言語を持ち運べる電子辞書を、いろいろ物色してみた。ところが、お店で見かけるカシオやシャープの製品だと、ポルトガル語の辞書機能は標準でなく、せいぜい会話集どまり。ビジネスシーンも考えると、トラベル会話集では心もとなく、その上、数万円台にも到達するお値段は、割りに合わない。---多言語を 紙の辞書で 持ち歩くことを覚悟していたら、ネットで GLOBAL TALKER 翻訳機という商品シリーズを見つけた。商品企画を日本で行って、設計・生産が中国というパターンか。ちょっと野暮ったいデザインだが、手のひらサイズで携帯性良好。今回 9000円台で買った廉価版でも、収録単語:28,000×12言語、収録文例:2,300×12言語という辞書を有し、必要最小限をクリア。操作性は、一昔前の携帯電話のような感じだが、使いやすい。ローマ字・携帯電話風かなで入力すると、即座に各国語に変換。日本語でドンピシャの単語が出なくても、英語で入力してから、それをスペイン語・ポルトガル語に変換することもできる。さらに発音までしてくれるのだから、モノマネ派には大変便利。ただし、スピーカーが小さく、発音がこもった感じなのが残念。でも最悪、発音が通じなければ、画面を見せればなんとかなりそう。ただし、翻訳機と言う日本語名は、ちょっとオーバースペック。単語・会話集をしゃべる「GLOBAL TALKER」という英語名が適切か。---各国語をしゃべらせて遊んでいたら、4歳児が近寄ってきた。しかも、鉄道の英語アナウンスをマネしながら...どこで憶えたのか、京浜急行の羽田空港到着の車内放送だった。4歳児なりに、発音もそれなりに聞こえるのが 不思議だが、よく考えたら、語学ではなくモノマネなのだから、当然かも。