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2009年03月08日
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カテゴリ:思い出

次男と手をつないでいるとき・・・

ちょっとした幸せな気持ちになれるひとときであったりします。



長男は9歳なので、もう手をつなぐことはありません。


ということは・・・

次男が大きくなると、誰とも手をつながないことになるのだなぁ・・・などと思っていました。



                     * * *



何年か前

流産をして手術を受けたとき。



全身麻酔をされる前、私は看護士さんに「手を握ってください」とお願いしました。

意識が遠のいていく瞬間が心細かったのです。



赤ちゃんがお腹にいる母親にとって

その赤ちゃんが亡くなってしまうこと、それを受け入れること

そしてお腹の赤ちゃんとお別れすること・・・


それは耐え難い苦しみの連続。



そしてその後、手術への恐怖を味わうことになります。



そんな乱れきった精神状態で手術台に上がるのです。




「看護婦さん。手を握っててください。」

忙しそうに手術の準備をする看護士さんに、無理やりお願いしました。


優しそうな看護士さんが少しの間手を握っててくれました。



そのとき感じた安堵感。

全然知らない看護士さんの手だったのに、私は少しだけ落ち着いて手術にのぞむことができたのでした。




ドラマなどで

死の病床にある人が、力をふりしぼって手を出し、周りの人がその手を握るシーン、
よくあると思うのですが


私はあの悲しい経験をとおして、死の間際で手を握っていてほしい気持ちがなんとなく少しだけわかったような気がしました。



手を握るって、すごく特別なことなのかもしれません。

何かすごく心にやすらぎを与えてくれるものなのかもしれません。


人は無意識のうちに、本能のような感覚で人の手を求めているのではないでしょうか・・・




今朝、次男と手をつないでいて

そんな過去の思いが甦ってきました。



あの手術のあと、同じ私のお腹で無事に生まれてきてくれた次男。

その子と手をつないでいる私。

なにげないひとときに、私はしっかりと幸せを感じました。






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最終更新日  2009年03月09日 17時06分51秒
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