懐かしい声
印象に残る夢を見た。OLの時にお世話になった上司の方が登場した。渡辺さんというその上司は、何年か前に突然亡くなられた方だった。大好きな釣りに出かけ、川のすぐ手前で倒れていたと噂に聞いた。夢に出てこられたとき、夢の中で‘亡くなってるはずでは?’と気づいたのだけど気味の悪い感じはしなかった。生前と同じように豪快な大声で名前を呼ばれたので、考える間もなく返事をしたのだった。なぜか渡辺さんは私を懐かしそうに見つめ、顔を大きくほころばせ、両手を広げて近づき、私を抱きしめるのだった。すると私は急に悲しくなってしまった。亡くなられたことが改めて思い出されたことと、懐かしい人に会えたという気持ちが入り混じっていた。私はしばらく久しぶりに激しく泣いた。泣きながら、‘これは夢とはいえ、ホントに(寝ながら)泣いているのかも’と思う自分を自覚したのを覚えている。その後は、勤めていた会社でしばらく渡辺さんと団らんした。亡くなっていることを少し意識しながら、でも話してみるとあまりに自然で、やはり変には思わなかった。それにしても、あんなふうに抱きしめられるってのは、何か意味があるのだろうか?と目覚めてから考えた。(もちろん生前何も関係ありません^^)時々こうやって、日ごろ全く考えることなどないようなことを夢に見たりする。ということは、何か意味があったり、メッセージ性があったりするのだろうか??どれだけ考えても意味はわからないので、懐かしい人に会えたことを単純に良かったと思うことにした。