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テーマ:スパイス&ハーブ(68)
カテゴリ:食材
あけましておめでとうございます。 昨年はほとんど更新しないままになってしまっていましたが、今年はどうなることやら。 今年から新シリーズとして、スパイスやスパイスミックスをご紹介していきますね。 こういうののタイトルをつけるのが苦手で、エディターのまりさんにいつもお願いしてしまうのですが、いままでとってもステキなタイトルをつけてもらってきました。 で、今回も何も言わずに記事だけ書いて送ったら、なんと「達人」! いっきにタイトル負けしそうな感じですが、がんばってやっていきたいと思います。 まず初回はなじみのあるところで中華のスパイスミックスです。 五香粉 ウーシャンフェン (広東語:ンヒョンファン) 日本でもスーパーで普通に見られるようになった五香粉ですが、英語ではChinese Five Spice Mix などと呼ばれています。5はいろいろ、ということで、必ずしも5種類のスパイスではなく、5種類のときもいろいろな組み合わせがあるようです。七味唐辛子にしても同じですね。 シナモン(肉桂)、クローブ(丁子)、山椒(花椒)、フェンネル(茴香)スターアニス(八角)が基本のようで、それにオレンジピール(陳皮)が加わることもあります。八角と丁子の香がつんとくると同時に、シナモンの甘い香もします。日本の中華街へ行くと、大きな袋に入った五香粉を売っていて、一緒にいた留学生がクッキーのスパイスにする、と買い求めていました。 だから使い方は自由。毎日のご飯で、中華のときにさっと一振りするだけで、かなりレストランの味に近づきますよ。日本風の中華ではあまり使われていないので、この次中華にするときはぜひ試してみてください。ちょっと甘い風味のものに合いますが、お肉もおしょうゆ味もOKですよ。 五香蒸餃(ウーシャンジョンジャオ) 香りを楽しむ点心。きくらげとあらかじめ火を通したお肉のプチプチとした感触がおもしろい。 【材料】豚ひき肉200g、酒大さじ1、コショウ少々、ねぎ50g、しょうが一片、しょうゆ大さじ1、はるさめ20g、きくらげ15g、五香粉、塩、ごま油、 餃子の皮25枚【作り方】肉に酒とコショウを混ぜ炒め、ねぎとしょうがのみじん切りを加え、少し炒めて火からおろす。はるさめときくらげは戻してみじん切りにして肉に混ぜ、五香粉と塩を加えてごま油を混ぜる。これを餃子の皮で包み、強火で10分ほど蒸す。 牛肉の五香風味煮 日持ちするので、お弁当や常備菜に。チリペッパーの量は好みで加減してください。メインのおかずなら粉のものをパパッと振るくらい。鷹の爪2本入れると箸休め、それ以上なら薬味(?)になります。 【材料】赤身の牛ロースト用肉 約1.5ポンド、グリーンオニオン半束、しょうが一片、しょうゆ・水各250ml、酒60ml、チリペッパー、にんにく3片、五香粉少々、ごま油・サラダ油・砂糖・しょうゆ・酒各大さじ1【作り方】しょうゆ、水、酒合わせて、肉とグリーンオニオン(ねぎ)、しょうがを入れて、途中2~3回肉をひっくり返しながら1時間から2時間煮る。冷めたら2センチほどの角切りにしておく。中華なべにごま油とサラダ油を熱し、好みの量のチリペッパー(種を抜いて輪切り)と残りの材料を全部入れて煮立たせ、肉を入れて強火でさっとからめて火からおろす。 うちはチリペッパーは輪切りにせず、軽く砕いてあとで取り除くようにしています。そうしないと、お肉の間に隠れていたチリのかけらを噛んでしまった息子から大変な文句が出るからです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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