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テーマ:味覚障害(2)
カテゴリ:健康的な生活
食べ物の味、今までわりとわかっていると思っていたし、料理も好きだった。 このブログだって最初は料理ブログとして始めたし、ローカル雑誌に料理の記事も載せていた。 ある時料理の味がすごく薄くて、これは塩が足りないな、と思ったから、ちょっと塩を足したんだけど、あまり変わらない。もうちょっと、もうちょっと、と味を見ながら足していって、ふと気づくといつもの倍くらい入れようとしていました。このお鍋でこの料理なら、小さじ一杯、とか、だいたい感覚でわかっているから、いちいち計量することなどほとんどないのに、どうしてこんなに味つけを間違えた?と不思議に思ったけれど、変なのは自分の感覚かも、と息子を呼んで味をみてもらった。 結果は「ちょっと塩辛い」。いつも薄味にしているから、いつもより多めに入れても「ちょうどいい」くらいにはなるかもしれないけれど、「塩辛い」と言われるとは。そして当の私はまだ塩が足りないと感じていたわけで。 その時は「変だね」くらいであまり気にしなかったけれど、しだいに「味がしない」が普通になってきてしまったと思う。そして家族のための料理もあまりしなくなった。以前ほど必要でなくなったせいもあるけれど、息子が喜ぶようなものを作るだけで、あまりまともな料理をしなくなっていたと思う。ただ、自覚はあまりなかったんですけどね。 それがおそらくストレスのせいだと気がついたのがコロナが始まる数年前。そしてコロナ感染による嗅覚障害で、味のわからなくなった人たちが色々と言うのを聞いて、自分はコロナ感染してないけれど、同じような症状があると気がついたのでした。 現在、アルコールの匂いがわからないのに困っています。消毒用アルコールの瓶の蓋を取ってくんくんと嗅いでも何も匂わない。香水の匂いも全くしない。ただし、アルコールベースではないオーデコロンやエッセンシャルオイルは匂うのです。空港の免税店とかで売っている、ミニチュアの香水のサンプルみたいな瓶、あれの匂いが全然わからない。びっくりです。 いちごのシロップとか作って、夏の間に使い切らないときは、発酵が進んで変な味にならないように砂糖を大量に入れたり、ホワイトリカーみたいな無味無臭のアルコールを入れたりするのですが、その2種類作ったものの区別がつかない。どちらがヴォトカ入りかわからない。両方とも砂糖が入っているので、私にはどちらも同じに感じるのです。 息子が来た時に嗅いでもらって教えてもらったのですが、もう忘れてしまった。ラベルつけておくんだった。もう一度識別してもらって、今度はラベルをつけないと。 嗅ぎトレというのがあるそうで、精神的なものの場合は効きそうと思って、少しずつ自分に「レモン」とか「コーヒー」とか教えながら10秒くらい嗅ぐ、というのをやっています。 いつかまた、食べ物の味がわかるようになるのかな。だったらいいな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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