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カテゴリ:初恋
NHK-BS2の「初恋」第10話。今回は、オリジナル第16話「恋熱」と第17話「離れない魂」の短縮版です。
2話分短縮が続いていると、オリジナルのどこがカットされているのか、それを中心に見てしまいます。あとでオリジナルを見直していると、「ここはカットして欲しくなかった」というのと、「ここはカットしてもいいか・・」というところが半々ぐらいでしょうか。そんなカットして欲しくなかったところをまた中心にご紹介します。 先週の最後で、久しぶりの再会をしながらチャニョクの頬を思いっきりぶってしまったヒョギョン。そんな態度を取りながらも、ヒョギョンはもうチャニョクから離れない、って言っている。でも、チャニョクはヒョギョンに別れを告げるために会いに来たと言うのです。 別れた後、突然ソクチンの車に乗って、ヒョギョンは帰宅しています。もちろんその間の場面、失意のヒョギョンがソクチンを呼び出すところがカットされていました。何かっていうとすぐたよりにされているソクチンオッパなんです。 余談ですけど・・・吹き替えでチャニョクのことは「おにいちゃん」、ソクチンのことは「おにいさん」って呼んでますね。わざわざ呼び分けさせているのがなんとも不思議。吹き替え版製作の苦労がしのばれます。冬ソナでは、チョンアさんのことをユジンは「オンニ(おねえさん)」って呼んでいるのに、吹き替えでは「チョンアさん」ってちょっと他人行儀な感じにさせていました。冬ソナ放送開始当時から見れば、世の中で韓ドラも一般的になってきたし、韓国での親しい間柄の人たちの呼び方もかなり知っている人が多くなったので、こういう訳になったのでしょうかね。 場面は前後しますが、大学の教室で試験勉強をがんばるチャヌとヒョンギ。気分転換に外にコーヒーを飲みに行って、お互いの身の上なんかを語ります。吹き替えではここで、チャヌは「ヒョンギ」って普通の友達のように呼んでいますが、実はオリジナルでは「ヒョン」って呼んでいます。後で出てくるけど、ヒョンギは2浪なので年上なんです。だからいちおう口調はため口みたいだけど、呼び方は、ヒョンギの方は「チャヌヤー」って言ってますけど、チャヌからはいつも「ヒョン」です。「ヒョン」と「ヒョンギ」似てるんですけど、気持ち的にずいぶん違う気がします。 だから、後の方で放送部の野外リクエストコーナーに言った時。ソッキがチャヌの名前の知っていたことにちょっぴり嫉妬したヒョンギ。 「なんでチャヌの名前を知っているんですか?」 「だって、今チャヌって呼んでいたじゃないですか」 って言われて、ヒョンギの言葉 「おい、チャヌ、早く俺の名前を呼べよ!」 「なんだよ、パク・ヒョンギ」 なんて言ってますけど、たぶんそこで初めて名前が出てきたような気がします。 この時チャヌがリクエストした曲は、かなりのド演歌。チャヌは「きっとかからないと思う」って言っていましたが、この曲をかけるためソッキは相当がんばりました。どうも、近くのレコード屋さんか何かに走ったみたいです。 この曲は、韓国語のオリジナルの歌がそのまま流れましたが、著作権の問題でもあったのでしょうか、訳が出てきませんでした。こんな歌でした。 呼んでみても 叫んでみても 二度と戻らぬおっかさん 悔し涙で その名を呼べど 地面を叩いて 泣き叫べども 二度と戻っては来ない ああ おっかさん あなたが産んだ不肖の息子は 親不孝だった自分が悔やみきれず・・・ うつ伏せて謝ります この歌、お父さんの十八番だって言ってましたね。これまでにも何度か出てきていました。最初は第3話、チャヌが春川の映画館で暴れてアボジがクビになった時(結局あとでクビは撤回されたけど)。酔いつぶれて帰ってきたアボジがふとんに寝ながら歌っていました。もう一度はBSではカットされたけど、ジョンナムが始めてアボジの屋台にやってきた晩、ひとしきり飲み食いしたジョンナムが、「歌いたい気分だ」と言ってアボジのリクエストに答えてこの曲を2人で歌っていました。たしか、この先にも出てくると思います。(カットされていなければ・・・) 話はまた前後しますが・・。 熱をおして無理してチャニョクに会いに行ったため、ついに入院にまでなってしまったヒョギョン。チャニョクは入院のことをチャヌに聞かされて、「もう関係ない」などと言いながらも、結局病院に出かけていっていました。この間の、悩む場面もカットされていました。どうしようか悩み、結局チャヌの家庭教師のアルバイト先にまで電話して、ヒョギョンの入院先を聞いていたのです。 そして、病院についてからも、病室の周りをうろうろして悩むチャニョク。その間に、ソッキ親娘も見舞いに来たりして、かなり長い間廊下でうろうろしていたので、相当な不振人物だったのでは?そして、ソッキ親娘を送りにオンマが外に出た隙に、病室に入ろうとしたけど結局入れず・・・ということです。 ヒョギョンの方は、思い込んだら突っ走ってしまうお嬢様ですから、入院先から抜け出してチャニョクの工場まで会いに行ってしまいます。ソクチンも、病室の世話に来ていた家政婦さんも心配しているのに・・・。 ということで、またも似たようなところで続くになりました。 さて、またも話が前後してしまいますが、ギター弾きのジョンナムさんとも、今週はちょっと進展がありました。チャノクは、彼を見かけるたびにもうボーっとなってしまうのです。(そんなにステキかなぁ?) 今週の1回目は、漫画屋さんで。あんなに覗き込んじゃって、お父さんだって不思議に思ったでしょう。 2回目は家の中を覗き込んでいるところを、当のジョンナムさんに見つかって、どぎまぎしながら結局お互い自己紹介、という運びになりました。でも、あんなふうにいきなり隣の家を覗くなんて、あれじゃいくらなんでも怪しすぎます。あの前がカットされていたのです。 前の晩(屋台にやくざが殴りこんできた晩)、中庭の水場に出てきたチャノクは、ギターと歌声に気付きます。家の外から聞こえてくるんだけど、門から外に出てみると、どうやら隣の家から聞こえてくるようです。それで、そーっと隣の門を開けて覗いてみると、例の(あこがれの)ギターの先生が花をくわえて(似合わない!)ギターの弾き語りをしています。どうやら曲を作っているところみたいで、ところどころつっかかりながら演奏しているんだけど、どうも思うように行かないみたいで、ギターを叩きつけて八つ当たり・・しそうになったところで、びっくりしてチャノクは戻ります。(結局ギターはこわさないんですけど) それがあったので、翌日出掛けに、隣の家が気になって、ついつい覗いてしまった、というわけです。 それにしても、ジョンナムさんの吹き替えは、独特の口調をよく再現していて、もうおかしくて笑ってしまいました。大塚芳忠さんという方、きっとオリジナルを見てずいぶん研究されたんじゃないでしょうか。雰囲気がよく出ていたと思います。 先週の余談で書いたお魚の話、最初の方のチャヌとヒョンギの会話の中で出てきました。(字幕版では、ただ「何でも我慢しているねえさん」となっていましたが)。チャヌがバイト代でありったけの魚を買ってくるところもカットかと思っていたら、ちゃんと放送されました・・・だとすれば、なおさら先週の分のカットは惜しかったなぁ・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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