カテゴリ:仏像の話
東京タワーすぐそばにある増上寺。 法然上人八百年忌で、三門を特別公開しています。 戦後初だそうですよ。 11月30日まで、10時~16時(入場30分前まで)。拝観料500円。 休日は待ち時間40分と聞いたので、自分にしては早目な10時30分に到着。 しかあし! すでに長蛇の列(・・;)。 やはり門の階段に着くまで40分かかりましたね~。 たまたま隣に並んでいた女性の方とあれこれ話しつつ、ちょっとずつ進む列を待ちました。 浜松からいらしたそうです! 楽しく話しながらなので、待ち時間が退屈でなくなりました。 門の一階にある自販機(!)で拝観券を購入し、案内リーフレット+竹製しおりと引き換えてもらってからいよいよ二階へ。 二階へは、もともとある階段の上に、新しく組んだ鉄の足場の階段を登っていきます。 それほど急じゃないや・・・と安心していたら、いったん踊り場で90度折れ曲がり、そこから階段第二弾が! ここはかなり狭く、急勾配で、天井は頭ぶつけそうでした。 門はこうでなくっちゃ!? 二階には、中央に釈迦三尊像、両脇に十六羅漢像と歴代のお坊さん像が並んでおられます。 釈迦三尊と十六羅漢は400年前の仏様。普段公開していないからか、彩色が残ってます。 釈迦三尊の着衣がただの金ぴかではなく、金と黒と赤で蒔絵のような模様が描かれているのが特徴的でした。 お顔も、江戸時代によくある、くせのあるきついお顔ではなく、周囲の動的な十六羅漢と対照的に落ち着いて見えます。 十六羅漢は実物大くらいでしょうか。ちょいお顔大きめ。そして表情オーバー気味(^^)。 やたら長い眉毛を両手でつかんでいる尊者が、一番気になります。 中にはイケメン風尊者もおられますが、大方が・・・そのぅ・・・コメディアン・・・。 羅漢さんの一段下に座って並んでおられるのが、歴代の当主(というのか?)の像。 30数体あるようですが、中にはなくなってしまったものも。 羅漢さんよりずっと小さくて、おとなしめです。 三門そのものは重要文化財に指定されています。 内部は赤一色、または木肌一色で、京都の知恩院みたいに絵が描いてあるわけではありません。 関東大震災にも空襲にも負けず、増上寺で唯一残った建物。他の建物は空襲で焼けてしまったそうです。 ここから見る外の景色は、真ん中に一直線に延びていく道路、途中に赤門、あとは立ち並ぶ高層ビル。 江戸時代は海が見えたようです。 出口をくぐり、先ほどの列を見ると、さっきよりずーーーーーっと先まで延びている! これは大変だ・・・。 もし行かれる場合は、できれば平日、休日は10時前に到着することをオススメします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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