カテゴリ:食い意地
林檎が出回って、頂き物も多いのではないかと思います。
あっちから3個、こっちから3個頂いて、親類からひと箱送られてきたけど、剥くのも面倒くさいし、食べきれずに配ったら、また来た。誰も食べないしぃ~、結局食べきれなくて、なんて勿体ない事があちらこちらで起こってますよね~。 季節物は、ちゃんと食べた方が良いんですが、飽食日本、色んな食べ物があり過ぎて、林檎なんて食べてる暇が無い。贅沢ですね。 林檎は1日1個食べると、なんて話は昔からあって、何故、病人の見舞いが果物カゴなのか。 昔は、風邪ひいた時など、すりおろし林檎なんて食べた話を聞いたものですが、今、なかなかそんな話も聞きません。 林檎の性は「平」、五味は「甘」で脾に入り、肺、肝、腎と、呼吸と解毒に優しく作用する感じですかね。ここら辺の効き目で風邪の時に使われるんでしょうね。 具体的には、下痢、便秘、寝汗、降圧、体力回復などとあります。 でもさぁ、林檎、毎日ってキツイよね、余程好きならイケるけど。 今時期、寒いし、生の林檎食べると、結構、冷えるし、かと言ってジャムとか作るの面倒じゃん。ずっと鍋の傍についてなきゃいけないし、そんな時間無いもん。 だよね~、私もジャムって、甘過ぎて嫌で食べなくて、時間かけて作る程のモンじゃなし、作っても消費しきれないから作らなかったんですわ。林檎の保存は、もっぱら酒と発酵で何年でも保存できるようにしてましたよ。 地黄と林檎で作った林檎酒。 林檎そのものを発酵させて保存する発酵林檎。 しかし、ここに来て、ホームベーカリーと言う文明の利器を手に入れたもので、砂糖を入れずに、素材そのものだけで、ほったらかしで面倒な物が作れるようになりまして、大変便利。 林檎を刻んで、ホームベーカリーにセットするだけ。 バターを入れて作ると美味しいです。 1時間ちょいでジャム完成。(完全放置でジャムできるなんて素晴らしい!) ジャムはそのまま食べても良いし、自家製こうせんパンに、出来たての無糖ジャムを乗せてトーストすると、美味しくて優しいパンになる。 林檎1個なんてすぐ無くなるので、すごく役に立ちます。 お年寄りにも良いですわ。林檎そのものだから。 ちなみに、市販のジャムが何故にあんなに甘いのかと言うと、食品衛生法やら何やらありまして、法律に従って作る必要があり、つまり一定条件下で腐らないように糖度を上げておく必要があるもんで、どんなに原材料が良かろうが何だろうが、既定の糖度まで上げなきゃならないんですわ。 前に、手作りジャムを販売している人に聞いた事がありまして、おたくの果物は砂糖なぞ入れなくとも充分過ぎるほど甘いし、美味しいし、むしろ入れない方が、美味しいジャムが出来るのに何故?と。 そしたら、そんな答えが返ってきまして、売るためには入れなきゃならぬと。 何だかなぁと思いましてね。まあ、発酵食品やら保存食を作ってる人なら、この原理は理解できると思うのですが、分かってない人も安全に食べられるようにするには、ってのをクリアするのは大変ですよね。腐敗を防ぐには、塩分濃度と糖度は、ある一定量は必要であると。 一定の糖度にしとかなきゃ、腐るしカビ生えるし、昨今、腐ってる状態の分からない人も多いです。発酵でよく質問が来るのが、「腐ってるのかどうか分からない」ってので、びっくりしたのですが、今どきは、腐敗した状態を知らないのです。賞味期限のなせるワザでしょうか?日本て凄いなぁ、ここまで来てるのかと感心しました。(変な意味でなくて)
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Last updated
2016年12月20日 14時46分15秒
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