天気予報が的中して雨が降り、気温が下がりました。このあたりでは8月になって初めての雨です。
しかし、20日は東金の「やっさ祭」が開かれる日。何で今日だけ雨なのぉ!という声が聞こえてきそう。
今日の朝刊に入ってきた地域情報紙シティライフ外房中央版に「大網白里町ウォーキング会とともに大網白里町に残る歴史遺産を訪れて」という記事がありました。
隣町のことながらおもしろそうな所があるし、幸いにも雨も上がり涼しい風が吹いているので自転車で行ってみることにしました。
コースは、大網白里町役場、旧大網駅跡地、宮谷八幡宮、本国寺、蓮照寺を回り、役場に戻る約7kmとある。
大網白里町役場。休日でも駐車場が開いているので集合場所に最適。
東金線の線路際にある旧大網駅跡地。「旗ふりて出征兵士見送りし駅舎の跡に子らの歓声 大塚喜一」の碑がある。
駅の跡らしいものといえば腕木式信号機。全て機械式で腕木の角度と赤青を変えていた。
駅跡地から少し戻り、熊野神社入口の表示のある路地を入り階段を上ると熊野神社。
丘の上には小さな神社と椎の木があり、市街地を見渡すことができる。大津波が来てもここに逃げれば安心か?
蓮照寺。コースでは最後になっているが、役場に戻らないならこちらが順路。
室町時代からの寺で、悪代官といわれた三浦監物の墓や左甚五郎の額があるというがパス。
切り通しをとおる東金線の1.3m幅の踏切を渡り大網中学校の方へ向かう。
大網には、先ほどの熊野神社など九十九里平野に点在する島のような山が残っており、場所によってはアップダウンが激しい。
季美の森ゴルフ場の方に向かう新道の近くにある宮谷八幡宮。みやざくと詠みます。入口から見上げると、うわっと驚く階段が。 とうてい自転車で行けないので、下に置いてコケで滑る階段を上る。
本殿に着いて見ると眼下に登り始めの交差点が小さく見える。階段の途中につながる駐車場があるらしいが後の祭り。
上から見ても階段だ。
下りは周りを見る余裕を取り戻しヤブミョウガの群落を見つけるが、ヤブ蚊がひどいので退散。
最後はすぐ隣の本国寺。
ここは千葉県が出来る前の短い間存在した宮谷県の県庁があった場所。千葉県政発祥の地として文化財史跡になっている。
今でこそ立派な道路に面しているが、明治初期では山の中。なぜこんなところに県庁を置いたのだろう?
小雨がぱらついてきたので、信号のない道を選び、東金線の線路沿いに頭を垂れた稲穂の中を帰ってきました。八月にしては超快適な18.7kmでした。