テーマ:今日のワイン(6039)
カテゴリ:Degustation
ブルゴーニュの懐深いのはradar screenに映らない優れた作り手が存在する事だ。この作り手も日本に入っておらずその存在を知る人は日本でも非常に少ない。Moreyを名乗るドメーヌは色々有ってそれぞれの複数の息子や娘が別ドメーヌを建てているので非常にややこしいがここはMarc Moreyの息子と伝説となるFernand Coffinetの娘が結婚してできたドメーヌ。 90年代から元詰を開始しているが急速に有名になったのは実質息子が継いだ2010頃からだった記憶が有る。 抜栓直後から淡い白果実。少し硫黄臭を感じるのはSO2だろう。口に含むと凝縮したフレッシュな果実が広がるが半端ないミネラルで中盤から締まりフィニッシュは長く完全に縦切れ。膨らみは微塵もない。樽は自然。樽熟は12ヶ月に留め、新樽40%だが大樽の狙い通りにワインが仕上がっている。 長期熟成を眼中に還元的に作られていて非常に堅い。5年経っているがキャラファージュが必要だ。或いは前日抜栓だろう。ちょっとスレンダーなところが有りブラインドではCocheやBoisson-VadotのMeursaultに間違えそうな気もする。だが数年経てばゆっくりと堅さが解れ果実が溢れ出してくるだろう。 9ヘクタールと比較的中規模であまり知られてなかったせいもあり適度に買えていたのだがここ2-3年でかなりブレーク。量も少ない事もあってか2021は完全な争奪戦。出来れば日本に入って欲しいが入ってきても少量、瞬殺だろう。 とりあえずまだ市場にある19、20を追加しよう。まあ既に有るのだが。また増えるのはしょうがない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/10/23 08:51:45 AM
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