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テーマ:鉄道雑談(1542)
カテゴリ:列車情報
本日、帰宅時に横手駅の電光掲示板にて「新幹線運行システムの故障」という文字を目にしました。
ここのところ、連日発生している「新幹線輸送障害」ですが、その内容をおさらいしておきます。 ☆15日(土)の輸送障害☆ 午前7時10分ごろ、小山駅構内で、運転士が上り線の架線の保護線が断線して垂れ下がっているのを見つけ、東北・山形・秋田新幹線の上り線が運転見合せとなりました。 この間の復旧作業中は送電を停止し、復旧準備終了後送電を再開しました。 しかし、その後の午前9時20分ごろに同駅構内で新たに信号機の故障が相次いで発生し、その影響で運転見合わせは東北・山形・秋田新幹線の上下線に拡大しました。 信号機の故障の原因は架線電圧を測定するための変圧器が故障したことであり、その影響で信号機器室に送電ができていない状態となりました。 なお、運行中の新幹線は最寄の各駅に停車する措置をとったものの、1本が約70分間線路上に停車することになってしまいました。幸いにも体調不良を訴えた人はいなかった模様です。 午前11時25分には全線で運転再開となり、この影響で東北・山形・秋田新幹線の上下線合わせて24本が運休、50本が最大で約4時間半の遅延、約5万4千人の乗客に影響が出たとのことです。 ダイヤは終日混乱したままとなりました。 現在も架線の保護線が断線した原因は判明しておらず、原因究明を急いでいるとのことです。 ☆17日(月)の輸送障害☆ 午前8時23分ごろ、JR東日本の新幹線の運行ダイヤなどを管理しているシステム『COSMOS』に障害が発生し、JR東日本が運行管理している新幹線路線である東北・上越・長野・山形・秋田新幹線の全線で運転を見合わせました。 障害内容は、東京駅構内にあるとされる、JR東日本新幹線運行本部総合指令室にあるモニターに表示されたダイヤ表示がついたり消えたりするようになったため、走行中の安全確保ができなくなったとして全線で車両を停止させました。 午前9時38分には全線で運転再開となったが、このトラブルで東北・上越新幹線の上野~大宮間や長野新幹線の大宮~熊谷間など計8本が乗客を乗せたまま駅間で一時立ち往生するなどダイヤは大きく乱れ、夕方には正常ダイヤに戻ったものの、東北・上越・長野・山形・秋田新幹線の上下合わせて15本が運休、124本が最大2時間13分の遅延、約8万1200人の乗客に影響が出ました。 JR東日本は、ダイヤのデータが正常に各駅に届いているかどうかを確認した後、試験運転を行いシステムが正常に作動していることを確認し、運転を再開しました。 ダイヤのモニター表示がついたり消えたりするトラブルは初めてといい、詳しい原因は現在調査しているとのこと。 JR東日本の新幹線では、平成20年12月29日にも同じ『COSMOS』でシステム障害が発生し、始発から約3時間にわたり運転を見合わせたため、上下100本以上が運休し、乗客13万8000人に影響が出たことがあります。 以上の2つが今回連日発生した輸送障害の主な内容です。 今回の輸送障害を受け、国土交通省関東運輸局からJR東日本に対し『警告書』を与え、再発防止と早急な原因究明を求めています。 なお、これら一連のことに関してJR東日本からは以下のようなお詫びの文書が発表されています。 (お詫び)新幹線輸送障害について 2011年1月15日、17日と発生しました新幹線の輸送障害により、お客さまには多大なご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。 また、1月17日、国土交通省関東運輸局から警告書を受け取りましたことを重く受け止めております。 1月15日の輸送障害は東北新幹線小山駅構内での電気設備の故障によるものであり、1月17日の輸送障害は新幹線の運行システムにおいて、一部列車ダイヤを画面に表示する部分に不具合が生じたため、安全の確認を行ったことによるものです。 弊社では原因究明を速やかに行い、再発防止策の実施に万全を期してまいります。 2011年1月17日 東日本旅客鉄道株式会社 今後は原因究明をした結果が公表されていくと思われますので、今一度注意してみていく必要があります。 よろしかったら1クリックで1票となるので投票をお願いします。 よろしかったら1クリックで1票となるので投票をお願いします。 よろしかったら1クリックで1票となるので投票をお願いします。 よろしければ1クリックで1票となるので投票をおねがいします。 過去の旅行記のリストはこちらです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 17, 2011 11:00:34 PM
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