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ワブ! @ ウィキ

2010.03.21
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カテゴリ:ペット・野生動物

続 日本野生動物記
クマ・タヌキ・キツネ・イノシシ
リス・ハクビシン・シカ
この本は研究者が著した本です。そのため内容が堅(かた)いです。そんなわけで,読んでいて面白味はありません。ただ知識は増えます。それぐらいかな,この本の良いところは。

熊(くま)

29ページの熊(クマ)の節ではベルクマンの法則アレンの法則が出てきます
同一系統のものは,寒地のものほと大型で体形が球形に近くなる(耳や四肢,尾が短かくなる)
これはクマでは顕著なのだそうです。確かに寒冷地に住んでいるヒグマよりも東南アジアに生息しているマレーグマの方が小さいもんなあ。

冬眠

42ページでは冬眠について書かれています。恒温動物(哺乳類,鳥類)で冬眠する動物は一般に原始的な性質を持っているんだそうです。ヤマネが冬眠しますね。確か1年の半分以上冬眠しているとか。人家に入り込んで,タンスの中で冬眠しいることもあるそうです(^^;。大きさがロボロスキーハムスターぐらいしかないから,タンスの中にいても邪魔にならないんでしょうね。

狸(タヌキ)

44ページには「狸寝入り」(たぬきねいり)についても書かれています。難しい言葉で言うと「擬死」(ぎし)です。狸は法律で認められた狩猟ができる動物ですが,猟銃の銃弾が命中しなくても擬死をするそうです。擬死中は動かないので,捕獲されてしまうわけです。ハンターは銃弾が命中して死んだから動かないと思っているわけですが,狸を解体しようとしたときの刺激で狸は擬死から目覚め,死んでいるとばかり思って油断しているハンターから逃がれることができるというわけです。擬死については次の専門書『動物の生き残り術』の「4 擬死 — むだな抵抗はやめよう」(58~77ページ)に詳しく書かれています。専門書なので読んでもよくわかりませんが,何となくわかったような気にはなります。

動物の生き残り術
この本の中であの「パブロフの犬」で有名なイワン・パブロフによる擬死の機構の説明が引用されています。
不自然な姿勢におかれた動物がもとの姿勢に戻ろうとしたときに抵抗にあい、その抵抗に打ち勝つことができない場合にはニューロンの過剰興奮を静めるための超限制止がかかってくる。
—イワン・パブロフ
何のことやらよくはわかりませんが,
狸は狸自身の意志で狸寝入りをするわけではなく,外部から刺激を受けて(天敵の動物やハンターに襲われて),狸の意志とは関係なく狸寝入りをする。
ということのようです。

狐(キツネ)

狐(キツネ)についても書かれています。狐の知能は犬や狼よりは劣るそうですが,頭はいいそうです。日本の狐(多分,ホンドキツネ)をペットとして飼っていた人の家を訪ずれた研究者の話だと,その家の狐は頭がよく,犬とほんとんど同じだったそうです。ペットとして飼うなら犬も狐も同じって感じみたいです。ただ「犬は警察犬や盲導犬として就職できるけど,狐は就職できない」って感じかな。

狐の住宅事情についても書かれています。狐は巣穴に住んでいますが,巣内が汚れても掃除をしないんだそうです。それに比べて穴熊(アナグマ)は巣内が汚れると掃除をして,不要な物は巣穴の外に出すそうです。

狐の死んだふり

狐の狩りの仕方も書かれています。狐は忍び足で獲物に近づくそうなんですが,相手に気づかれたときは死んだふりをするそうです。警戒してその場を離れた相手も狐が死んだまねをすると油断して狐に近づいてくるそうです。射程距離に入ったら狐は一気に飛びかかって仕留める,となるそうです。「狐に魅(ばか)される」とはこういうことなんでしょうね。「狸に魅される」も擬死のことのようだから,「死んだふりには気をつけろ」ということでしょうか。

狐の死んだふりは狐が野兎を狩るときにも使う狩りの手法だそうです。狐が死んだふりをすると野兎が狐に近づいて行くのだそうです。哺乳類は新しい環境下に入ると探索行動をとるそうで,探索行動として狐に近づいて,殺られちゃうんだそうです。そういえばワブ(ネザーランドドワーフ)も以前はへやぽん中は和室や台所,洗濯機置場など,私のアパート内を探索してましたっけ。話を狐に戻しますが,広島県内に生息する狐の積雪期の主食は野兎だそうです。野兎が狐の追跡を躱(かわ)すのはなかなか難しいらしいです。狐は野兎を狩るまで追跡を続けることが多いそうです。積雪期は食べ物が少ないから狐も必死なのでしょうね。

人の死んだふり —『今昔物語集』

この本とは関係ありませんが,人の死んだふりの話が『今昔物語集』の「本朝世俗部」に収録されています。名うての盗賊(名前は「多襄丸(たじょうまる)」だったかな)が道端で死んだふりをしているんです。そこを通りかかった用心深い侍は盗賊を避けて通り過ぎます。しかし,その後に来た侍は「行き倒れ」ている盗賊に近寄ってしまい,盗賊に殺られてしまいます。死んだふりは人も動物も生死を分ける状況下で威力を発揮するようです。ただその結果が自分に都合の良い方に行くか,悪い方に行くか,結果次第ということでしょうか。

フェレット

フェレットについても書かれています。私はフェレットは日本では比較的新しいペットだと思っていたんですが,1972年に出版されたこの本に既にフェレットのことが書かれていました。フェレットに関しては今で言う悪徳商法があったそうです。昭和32年(1957年)頃に
飼育して増殖したものを買いとる。
という手口の飼育売買商法が関西地方で流行ったそうです。悪徳商法なので,フェレットを販売した業者は生まれたフェレットを買い取ることはせず,フェレットを買った人たちもフェレットを飼う気はなかったので,結局フェレットを放野してしまったそうです。しかし,現在,フェレットの野生化が問題になったことはないので,日本の環境はフェレットには不向きだったようです。日本にはフェレットと餌が競合する日本固有種のニホンイタチホンドテンエゾクロテンがいるし,放野された場所が都市部だったら野良フェレットとして生きていくことは難しかったんでしょうね。野良猫ほど生活力がなかったということでしょうか。

嗅覚を使うイヌ科

160ページには同じ肉食動物でもイヌ科とネコ科の違いが書かれています。イヌ科の動物は嗅覚に頼るそうです。前述した狐による野兎の追跡は野兎の足跡の残る臭い頼りに追跡しているみたいです。足跡を見て追跡しているわけではないようです。野兎は留め足をした後,大きく横跳びをしますが(1~2メートル,時には3メートル),これをやられると嗅覚に頼る追跡が不可能になってしまうんでしょうね。視覚に頼ることができれば2~3メートルぐらい離れた場所にある野兎の足跡は見付けられるのでしょうが。

視覚を使うネコ科

それに対してネコ科の動物は視覚に頼るそうです。視覚とは関係ありませんが,テレビアニメの『サザエさん』のオープニングの歌に
♪お魚(さかな)くわえたドラネコ♪
という歌詞がありますが,アパートの1階に住んでいた私の知人は,玄関の外で魚を焼いていたら野良猫に魚をくわえて持って行かれてしまったそうです。煙が出るので台所では焼かず,外で焼いてそうなんですが,マンガのようなことが本当に起きているとは思いませんでした。サザエさんの4コママンガが新聞に連載されていた頃は魚を室外で焼くことがごく普通のことだったんでしょうね。



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最終更新日  2010.03.21 19:47:22
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