数ヶ月前に古書で買った『日本国有鉄道百年写真史』(1972年発売)を見終わりました。基本的には単なる写真集ではなくて,各写真に説明文が付いていますので,読物的な要素もある本です。だから書名を『—写真史』としたんでしょうねえ。この本は2005年に
復刻版(ISBN 978-4425301638)が発売されました。でも本の装幀などの見た目を気にしなければ1972年版の古書の方が古書価格が安いです。私の本1972年版なので,表紙のカラー印刷の紙のカバーがかなり痛んでいましたが,布地のハードカバーと中のページは綺麗でした。さすがに小口は少し黄ばんでいましたが。それで,カラー写真の紙のカバーをこれ以上痛まなくするために,図書館の本でよく見かけるカバーフィルムを購入して貼りました。とりあえずこれで長持ちするでしょう。
1972年に発行された本なので,その時点での未来の予定が書かれています。実現したものの代表は,青函トンネルと瀬戸大橋ですね。
実現せず,現在も尾を引いているものが成田新幹線。これは実現したとしても成田空港と東京駅を結ぶ路線だから今一つ便利さに欠けた計画のように思えます。やっぱり成田空港—羽田空港間をノンストップで結ぶような計画じゃないんとねえ。今はの役割を京成電鉄・都営地下鉄・京浜急行が果たしていますが,列車速度が新幹線に比べたら遅いから,これも今一つかな。
それから今も実験中のリニアモーターカー。1972年当時も実験段階でしたが,それから38年経った現在も実験段階!(*o*) 技術的にはリニアモーターカーよりも難しそうに思える国産ロケットや人工衛星の方が先に実用化されちゃいました(^^;。この分だと,リニアモーターカーよりも先に成層圏を飛行する国産航空機の方が先に実用化されちゃいそうな雰囲気。リニアモーターカーは国家百年の計なのかも。。。
ポチッとね♪