東京23区内のタヌキ
先日,図書館で東京23区内に住んでいるタヌキについての本を借りきたんですが,読み終わりました。 タヌキたちのびっくり東京生活 都市と野生動物の新しい共存 知りたい!サイエンス 著者:宮本拓海 /しおやてるこ 出版社:技術評論社 サイズ:単行本 ページ数:239p 発行年月:2008年07月 本体価格:1,580円 (税込 1,659 円)東京23区内のタヌキは,もともと23区内に住んでいる野生のタヌキなんだそうです。ペットのタヌキが逃げ出したり,奥多摩のほうからやって来たわけではないそうです。タヌキは23区内でも西側の武蔵野台地に多く住んでいるそうです。武蔵野台地は緑が多く残っていて,タヌキが住みやすいらしいです。武蔵野台地から東側のいわゆる下町地区には住んでいないそうですが,水元公園(葛飾区,江戸川のすぐ西側)は例外だそうです。水元公園は広くて緑が豊富ですから,タヌキが住みやすいらしいです。タヌキにとって交通量が多い大通りは行動する上で大きな障害になるらしいのですが,鉄道は獣道になるそうです。電車は深夜から早朝にかけては走らないので,夜行性のタヌキにとっては具合がいいらしいです。ただし,地下鉄や高架化された鉄道はダメらしいです。地上を走る鉄道がいいみたいです。それと,電車は必ずレールの上を走るので,そのことがわかっていれば,タヌキにとって鉄道は安全なんだそうです。道路だと自動車に轢かれてしまう可能性が高いですから。それに線路内には保線関係の人や工事関係の人など,ごく限られた人しか入ってこないので,タヌキにとってはこれも都合がいいみたいです。電車の騒音に慣れてしまえば安全な場所らしいです。私は以前,タヌキが餌をもらいに来ることで一部の人の間では有名な旅館に一泊したことがあるんですが,残念ながら私が宿泊した夜はタヌキは来ませんでした。夕方近くに にわか雨があったので,それで来なかったのかもしれません。因にこの旅館はもの凄い山の中にあります。ほんとに木曽の山の中です。タヌキは動物園でも見れるから,今度行ってみようかな。ただ,夜行性なので,昼間行っても寝ているらしいです。(^^;