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テツの「PuraVida!」日記

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2007/05/19
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カテゴリ:おもふ
恵比寿ガーデンプレイス内にある
東京都写真美術館に、
映画「地球交響曲 第六番」を観に行ってきました。


目には見えない部分を大切にしている
様々な分野の人を取り上げたドキュメンタリー映画。


これまでのシリーズには、
俺の大好きな写真家の「星野道夫」をはじめ、
歌手の「エンヤ」、かの有名な「ダライ・ラマ」、
素もぐり記録保持者「ジャック・マイヨール」、
伝説のサーファー「ジェリー・ロペス」、
版画家の「名嘉睦稔」、草木染織作家の「石垣昭子」、
といった人たちが登場。


今回の第六番『音』をテーマとして、




  ● ラヴィ・シャンカール (シタール奏者)


  ● ケリー・ヨスト    (ピアニスト)


  ● ロジャー・ペイン   (海洋生物学者)




といった人たちが登場。
俺は彼らをまったく知りませんでしたが、
それぞれ本当に素晴らしかった!


あ、なんだか、
実際に会ったみたいな言い方だな・・・(笑)。


シタール奏者だから、とか、
ピアニストだから、とか、
海洋生物学者だから、とか、
じゃなく「人間」としてスゴイっていうような。


それぞれに
それぞれのスタンスや、
それぞれの経験があって、
だからこそ、
それぞれの言葉が生まれる。


そこにまたグッと惹かれちゃうんですよね。





 「インドの音楽には
  グル(導師)が必要です。その答えは簡単です。
  西洋の音楽には書き残された楽譜があります。
  私達にはそれがない。
  過去のどんな優れた音楽も、書き残されてはいません。

  全ては耳を通して、グルから直接学ぶからです。
  グルが声や楽器で示す音を即座に弾きこなす、
  というのこの訓練方法は、
  単にメロディやリズムを学ぶものではありません。
  厳しいテクニックの訓練を通して、聴覚はもちろんのこと、
  視覚、触覚といった五感の全てを解き放ち、
  その先で生まれる直感力を磨くことにあります。」


                - ラヴィ・シャンカール





 「全ての動物達は、
  必要があって、必要な場所に生きています。
  花も草も木も、全ての存在が、
  しかるべき場所にしかるべき意味をもって存在しています。
  そして、私自身もまた、その大いなる存在の一部分として、
  今、ここに生かされているのです。
  それと同じ感覚を、私は音楽の中に感じるのです。」


                - ケリー・ヨスト





 「対決的な姿勢だけでは、人の心は動かせない。
  どんな運動にも、人を感動させる美しさが必要です。」


                - ロジャー・ペイン





この映画の「龍村仁」監督が、
パンフレットにこう書いていました。





 「調和の音楽を生み出すためには、
  その演奏に参加する全ての存在が、
  自分以外の存在が奏でる“音楽”に
  耳を澄まさなければならない。

  他の存在が奏でる“音楽”を聴くことに依って、
  今この一瞬に自分が奏でるべき“音楽”が生まれ、
  その“音楽”が他の存在が奏でる“音楽”と響き合って、
  壮大で美しい調和の“音楽”が自ずと創造されてゆくのだ。

  今、私達人間は、
  明らかに調和を乱す“不協和音”を奏でている。

  調和を求める宇宙の‘大いなる意志’に依って、
  私達そのものが抹消されてしまうのか、それとも、
  新たな調和の音楽の創造に参加することができるのか、
  その選択は私達自身に委ねられている。」





俺はアホだから、
環境問題も経済問題もよくわからないけど、
自分の見える世界のことは知ることはできる。


そして、何よりも、
「自分自身」のことを誰よりも知ることができる。
親よりも、友人よりも、猫よりも。
だからこそ「自分自身」から逃げ出さないようにしたい。
“本気の楽しさ”が存在することを選択をしていきたい。


で、いつか、調和の世界を。





         “ 悪いとわかっていても
           ラーメンのスープを飲んじゃう、
           でも安心したいがために微妙に残しておく、
           自分自身の体重から逃げてる男の誓い ”








 『小さな一人ひとりが、
  自分にできることを精一杯やっていると、
  それが自然に響き合って、
  いつの間にか大きな力になっていゆく。』


          -  ピアニスト  ケリー・ヨスト








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Last updated  2007/05/20 01:22:17 PM
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