カテゴリ:おもふ
恵比寿ガーデンプレイス内にある
東京都写真美術館に、 映画「地球交響曲 第六番」を観に行ってきました。 目には見えない部分を大切にしている 様々な分野の人を取り上げたドキュメンタリー映画。 これまでのシリーズには、 俺の大好きな写真家の「星野道夫」をはじめ、 歌手の「エンヤ」、かの有名な「ダライ・ラマ」、 素もぐり記録保持者「ジャック・マイヨール」、 伝説のサーファー「ジェリー・ロペス」、 版画家の「名嘉睦稔」、草木染織作家の「石垣昭子」、 といった人たちが登場。 今回の第六番『音』をテーマとして、 ● ラヴィ・シャンカール (シタール奏者) ● ケリー・ヨスト (ピアニスト) ● ロジャー・ペイン (海洋生物学者) といった人たちが登場。 俺は彼らをまったく知りませんでしたが、 それぞれ本当に素晴らしかった! あ、なんだか、 実際に会ったみたいな言い方だな・・・(笑)。 シタール奏者だから、とか、 ピアニストだから、とか、 海洋生物学者だから、とか、 じゃなく「人間」としてスゴイっていうような。 それぞれに それぞれのスタンスや、 それぞれの経験があって、 だからこそ、 それぞれの言葉が生まれる。 そこにまたグッと惹かれちゃうんですよね。 「インドの音楽には グル(導師)が必要です。その答えは簡単です。 西洋の音楽には書き残された楽譜があります。 私達にはそれがない。 過去のどんな優れた音楽も、書き残されてはいません。 全ては耳を通して、グルから直接学ぶからです。 グルが声や楽器で示す音を即座に弾きこなす、 というのこの訓練方法は、 単にメロディやリズムを学ぶものではありません。 厳しいテクニックの訓練を通して、聴覚はもちろんのこと、 視覚、触覚といった五感の全てを解き放ち、 その先で生まれる直感力を磨くことにあります。」 - ラヴィ・シャンカール 「全ての動物達は、 必要があって、必要な場所に生きています。 花も草も木も、全ての存在が、 しかるべき場所にしかるべき意味をもって存在しています。 そして、私自身もまた、その大いなる存在の一部分として、 今、ここに生かされているのです。 それと同じ感覚を、私は音楽の中に感じるのです。」 - ケリー・ヨスト 「対決的な姿勢だけでは、人の心は動かせない。 どんな運動にも、人を感動させる美しさが必要です。」 - ロジャー・ペイン この映画の「龍村仁」監督が、 パンフレットにこう書いていました。 「調和の音楽を生み出すためには、 その演奏に参加する全ての存在が、 自分以外の存在が奏でる“音楽”に 耳を澄まさなければならない。 他の存在が奏でる“音楽”を聴くことに依って、 今この一瞬に自分が奏でるべき“音楽”が生まれ、 その“音楽”が他の存在が奏でる“音楽”と響き合って、 壮大で美しい調和の“音楽”が自ずと創造されてゆくのだ。 今、私達人間は、 明らかに調和を乱す“不協和音”を奏でている。 調和を求める宇宙の‘大いなる意志’に依って、 私達そのものが抹消されてしまうのか、それとも、 新たな調和の音楽の創造に参加することができるのか、 その選択は私達自身に委ねられている。」 俺はアホだから、 環境問題も経済問題もよくわからないけど、 自分の見える世界のことは知ることはできる。 そして、何よりも、 「自分自身」のことを誰よりも知ることができる。 親よりも、友人よりも、猫よりも。 だからこそ「自分自身」から逃げ出さないようにしたい。 “本気の楽しさ”が存在することを選択をしていきたい。 で、いつか、調和の世界を。 “ 悪いとわかっていても ラーメンのスープを飲んじゃう、 でも安心したいがために微妙に残しておく、 自分自身の体重から逃げてる男の誓い ” 『小さな一人ひとりが、 自分にできることを精一杯やっていると、 それが自然に響き合って、 いつの間にか大きな力になっていゆく。』 - ピアニスト ケリー・ヨスト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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