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手相占い 大阪に出て・・職を探し・・入寮した やがて、夜学へ通いだした・・・ 授業を終え・・帰る途中に商店街がある。 店はおおかた仕舞って、飲み屋だけが開いている。 そんな、薄暗い中に・・辻占が座っていた・・ その占い師と・・目が合ってしまった・・・ 「兄ちゃん・・おいで”」と手招きをする・・ 魅入られたように・・吸い寄せられた・・・ 高島易断・・看板は・・・・ 「手を見せてごらん」・・・・ 言われるままに・・手を出した・・・ 「ウ~~ム」・・・・・ 大きな天眼鏡で・・望みこむ・・・ 「決断力はある」・・・ 「数字には強いな~~」 「生命力は強く・・長い」・・・ 「兄弟は3人だな」・・・・・・ 「残念でした・・私は姉と二人だよ」・・・ といって帰ろうとした・・・・・・・・・・ しかし、・・・・ この占い師・・自信たっぷりに「3人だよ”」 「両親に問うてごらん」・・・・・ 「はい”・・千円・・・」 なけなしの金を払ったが・・取られた気分だった ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ そのうち・・親父に会う機会があって・・・ 占い師の話をして”聞いた・・ 「兄弟は二人だよね?」 私の問いに・・心が痛んだのか・・ 一瞬・・苦悶の表情を浮かべた・・・ 間を・・置いて・・語り始めた・・・ 協議離婚が成立して・・しばらくたって・・ 気が付いた・・・お腹に子がいることに・・・ そして・・その子が・・生まれて来る事が無かった” 知らなくても良い事実を知ってしまった・・ 悔やんだ・・・・・・ それ以後・・占いは・・・捨てた・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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