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Aug 21, 2005
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カテゴリ:音楽
今年も行ってまいりました!

去年一人で昼・夜公演延べ10時間立ち見という暴挙を
経験したのに懲りて、今年はゆっくりと友人2人で指定席で
昼公演のみ鑑賞、といたしました。

<<東京JAZZ 2005 -2005.8.21->>

【OPENING ACT~ザ・ニュー・サウンド・カルテット】
ジョー・ロック (vib)、ジェフリー・キーザー(p)

【山中 千尋】
山中 千尋 (p)、ハンス・グロウィシュニク (b)、
ケンドリック・スコット (ds)

【テレンス・ブランチャード】
テレンス・ブランチャード (tp)、ブライス・ウィンストン (ts)、
アーロン・パークス (p)、デリック・ホッジ (b)、
ケンドリック・スコット (ds)、リオーネル・ルエケ (g)

【ゲイリー・バートン~ジェネレーションズ~】
ゲイリー・バートン (vib)、ジュリアン・レイジ (g)、
ワディム・ネセロフスキー (p)、ルーク・カーティス (b)、
ジェイムス・ウィリアムス (ds)

【マーカス・ミラー】
マーカス・ミラー (b/vo)、キース・アンダーソン (sax)、
プーギー・ベル (ds)、ディーン・ブラウン (g)、
ボビー・スパークス (kb)、パッチェス・スチュワート (tp)

開演30分前、オープニングアクトとして
いきなり始まったヴァイブとピアノのデュオ。
すわ、在りし日のゲイリー・バートンとチック・コリア
のクリスタル・サイエンスの再現か?と思いきや
結構正統派なジャズを聴かせてくれました。
惜しむらくは演奏時間の短さと、バンド名がQuartetなんだから、
数曲でもリズム隊が入ったステージであれば、とないものねだりの
思いでした。

続いて今回の思わぬ収穫。
ジャズ専門誌で数年前から紹介され、今年メジャーデビュー
を果たした山中千尋の容姿と演奏の素晴らしさに驚きました。
女性ピアニストはリリカルさ、精密さ、タッチのしなやかさ
などに耳を取られがちですが、彼女のスタイルは何より
アイデアが素晴らしい。アレンジ、アドリブ、そして作曲にも
男女を問わず、従来のピアニストには見られないものが
感じとられました。あの小さな細い体から発せられるエネルギーには
驚愕、です。それと、ベーシストの音がすごい気に入りました。
ニールス・ペデルセンを思わせる音程の正確さに加え、ソロフレーズ
の構成にスマートさを匂わせ、これまた収穫でした。

さてお次はテレンス・ブランチャード。
本人以外は若手メンバーで固められた、現在進行形的ジャズ。
アコースティック、ラテン、エレクトリック、なんでもありの
ステージ構成で、彼のトランペットの音色も円熟の境地に達している
ようでした。ロングトーン、超早のパッセージまで、艶があるというか、
綺麗なんですねこれが。バックを固めるメンバーも若さを感じさせず
こらからのジャズを発展させてゆく兆しを見せてくれました。
が、一人一人のソロが結構長めになったせいか、ここで20分の押しが
入ったようです。休憩時のトイレでバイトのスタッフさんが
他のお客さんに言っているのを耳にしました。

そのあおりを食ったのでしょうか、次のゲイリー・バートンのバンドは
MCがほとんど入らず、また、曲間もほとんどないまま進んでいきました。
先述のテレンス・ブランチャードがある意味斬新であったのに比べ、
ゲイリー・バートンの音楽は、どこか安心して聴くことができました。
アレンジも、曲構成も、よくも悪くもバートン節。流石はMr.バークリー!
といった感じでした。このバンドメンバーも若く、ギターの彼は
まるで学生時代にメセニーのフレーズコピーしてましたって感じの
アドリブでした。最後の曲は、少しでも時間短縮!の精神からか、
おそらく普段よりさらにテンポを早くして、スタートしました。
曲が終わるや否や、袖のディレクターが手招きしているので
ありましょうか、足早にメンバー全員上手に去っていきました。

さて、お待ちかねのマーカス・ミラー。
手抜きのないステージで楽しませてくれました。
ギターのディーン・ブラウンは相変わらずのキレまくりフレーズ
でしたが、それにも増して今回初めて聴いたサックスのキース・
アンダーソンが、マーカスに触発されて、徐々にキレていく様に
思わず笑みがこぼれてしまいました。御大マーカスは例のごとく
マルチプレイヤーぶりを発揮し、スラッピングしまくりの
ベースプレイに加え、バスクラ、ソプラノサックス、はたまた
左手でベース、右手でスクラッチなる妙技を披露、ラス前には
ボーカルまで披露してくれ、お腹いっぱい状態のステージでした。

残念なことに観客のノリがイマイチだったので、マーカスには
申し訳ない、と、こちらが恐縮するくらい。ラストの曲はようやく
何人かは立って踊ってくれましたが、、、、。
全体的に客席に学生らしき若い人は少なく、おとなしかったですね。
学生フルバン連中は山野とバッティングしていたので、そりゃあ
来れなかったでしょうが、それにしても指定席の3割強が空席では
盛り上がりにも欠けるってもんでしょう。

スピーカーや壁周りの音の反響対策が見られ、去年のような最悪の
音質でなかったのは嬉しかったですが、果たして来年もやれる余力は
あるのでしょうか?

それにつけても、やっぱり音楽聴くならライブが一番と感じた1日でした。
気がつけば丸6時間。でもまだまだ聴けそうです。








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Last updated  Aug 22, 2005 02:09:34 AM
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