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テーマ:鉄道(23101)
カテゴリ:鉄道旅の記録
いよいよ四国を離れる時がやって来てしまった。 JR四国土讃線琴平駅から乗る列車は、2700系気動車による「南風」岡山行き。2700系には今回が初乗車である。 2700系は2019(令和元)年に登場した。2017(平成29)年より岡山駅・高松駅~徳島駅間の特急列車「うずしお」として運行していた2600系気動車を、「南風」「しまんと」にも投入しようと土讃線で試験走行を実施した結果、カーブが連続する区間がある土讃線においては、同車の空気バネ式車体傾斜装置は空気タンクの容量が足りず対応できないと判明したことから、1989(平成元)年から「南風」などで運行してきた2000系気動車で実績のある制御付き自然振り子式台車に設計変更して製造された。車体は2600系とほぼ同型である。 岡山駅~高知駅間の「南風」のほか、高松駅~高知駅間の「しまんと」、岡山駅・高松駅~徳島駅間の「うずしお」、高知駅~中村駅・宿毛駅間の「あしずり」として運行されている。 僕が乗った列車は「南風14号」。車両は岡山方から2701号車・2751号車・2803号車の「土讃線あかいアンパンマン列車」3両での運行だった。 車体ラッピングだけでなく、車内にも天井にアンパンマンなどのキャラクターたちが描かれている、子供たちが喜びそうなかわいらしいデザインの車両。 琴平駅を発車した列車は、善通寺駅、多度津駅、丸亀駅、宇多津駅、児島駅、岡山駅に停車。 土讃線を走ってきた列車は多度津駅から予讃線、宇多津駅から本四備讃線(瀬戸大橋線)に入る。列車は今回の乗車区間での最大の見どころである瀬戸大橋へ。 なお瀬戸大橋線宇多津駅~岡山駅間では振り子は作動しない。 宇多津駅を発車して予讃線と別れ、瀬戸大橋線の高架線を上がっていくと、進行方向左側の車窓に瀬戸大橋が見えるようになった。 案内アナウンスが流れるとまもなく列車は瀬戸大橋へ。瀬戸内海と瀬戸内の島々(塩飽諸島)を望みながら列車は橋を渡る。 全長9367mの瀬戸大橋を渡り終えると列車は間髪入れずに鷲羽山トンネルへ入る。このトンネルがここから本州であることを知らせる目印になっている。 岡山県に入って最初の停車駅である児島駅では、2番のりばに到着。向かいの1番のりばには、この日臨時列車として運行されていたキハ185系気動車キロ185-26号車とキハ32系気動車キクハ32-502号車の2両による「瀬戸大橋アンパンマントロッコ4号」が停車中だった。アンパンマンが車体に描かれた車両が並ぶとあって、ホームには親子連れの姿が多数見られた。 列車は児島駅で「瀬戸大橋アンパンマントロッコ4号」を追い抜く。ここからJR西日本管轄の本四備讃線・宇野線(瀬戸大橋線)を、岡山駅までノンストップで走る。 岡山駅到着前、この車両ならではのサービスが。「アンパンマンのマーチ」の車内チャイムに続いて、アンパンマン(戸田恵子さん)の声によるアナウンスが流れる。アンパンマンのアナウンスの後には通常の岡山駅到着・乗換案内アナウンスが流れ、列車は岡山駅の6番のりばへ到着した。 The last train on this travel was JR Shikoku 2700 Series "Nampu". 2700 Series started its regular service in 2019. At first, JR Shikoku planned to introduce 2600 Series with pneumatic tilting bogies. Due to the trial running, 2600 Series was unsuitable on Dosan Line because of the capacity shortage of air tanks for pneumatic tilting on successive curves. Instead of pneumatic tilting bogies, 2700 Series introduces pendulum-type passive tilting bogies, a proven method on 2000 Series, which has served as limited express trains since 1989. Not only as "Nampu", 2700 Series also serves as limited express trains on unelectrified lines, "Shimanto", "Uzushio", and "Ashizuri". The carriages have liveries themed around Anpanman characters (2701, 2751, and 2803). Not only their bodies but their inside ceilings were decorated. This time, I travelled from Kotohira Station to Okayama Station. During my travel, the train stopped at Zentsu-ji, Tadotsu, Marugame, Utazu, and Kojima Stations before arriving at Okayama terminal. After leaving Utazu Station, I could see Seto Ohashi Bridge over Seto Inland Sea on my left. Before the train started to cross the bridge, a guide announcement about the bridge was made. While the train was on the bridge, I saw the Shiwaku Islands over the window. Soon after the 9367-metre/5.82-mile-long bridge, the train hurtled into Mt. Washu Tunnel. At Kojima Station, "Anpanman Trocco Trolley", which also had a livery of Anpanman characters and one carriage was windowless open-air, was waiting for the train going ahead on the neighbouring track. Because the two trains with Anpanman decorations stopped at the same platform, many small children and their parents were watching the two on the platform. Soon before arriving at Okayama terminal, the melody of the theme song of Anpanman anime and an announcement by Anpanman (voiced by Keiko Toda) were made, as well as the regular announcement for transfer. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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