旅行博でのシンポジウムにて
先日、国際展示場で開催されているJATA旅行博と時同じくして開催されていたシンポジウムに見聞を広げる意味で参加してきました。「21世紀の旅行産業のあるべき姿 Part7」旅行業界から数々の名だたる方々も参加していました。今回非常に私は参加してよかったと思いましたし、勉強になりました。その中から少しだけですが情報を共有させていただきます。・Airの自由化が本格的に始まる(航空会社のゼロコミッション制、LHの販売の80%以上はインターネット販売)・企画旅行の再点検(企画力の豊かさが求められている時代)・約款を変えていくべき・No show対策(アメリカのようにクレジットカードを事前に施設側に情報を提供など)・3Tの重要性(Tourism,Telecommunication,transportation)また、和歌山大学准教授・大澤健氏から「ニューツーリズム」に関する講義を聴かせていただきました。今回このようなシンポジウムに参加することで、旅行業界が本当に様変わりをしていると感じました。燃油高騰、少子高齢化問題、格航空会社の動向、そして20代の世代が旅行をしなくなっていることや確実に給与の面でも格差が出てきているということ。最近の大手証券会社の破綻など。このような情勢は私たち旅行業界に携わっている人間にとっては無関係ではありません。私が旅行業界に入った今から約3年前には考えもしないようなことが今、起きていますし、『既成事実が世の中を変える』ということも実感しました。世の中の変化は凄まじく早く、その変化は止まりません。こだわりをもつということはある意味危険なことかもしれません。旅行という商品は目に見えるものではなく、その場所に行った経験や宿泊した実感、受けたサービスに対して代金を支払うものだと思っています。中にはその商品を購入するまでの‘ここに行きたい!泊まりたい!これを見てみたい’という「ワクワク感、ドキドキ感」、そして旅行会社から受けたサービスも代金に含まれていると思います。同時に、ユーザーの購買行動も確実に変わっているため、旅行会社がユーザーに対して『やりたいこと、やってあげたいこと』は必ずしも『今、ユーザーが求めていること』と一致しないんだなぁ・・・いう事やあんな事やこんな事を思いつつ、会場をあとにしました。また機会があれば、参加したいと思います