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夢なき者に成功なし ~三十路の独学奮闘記~

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November 16, 2014
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カテゴリ:過去の記憶
 社会保険労務士試験合格体験記その6は、番外編的な位置付けとして私的分析を。



 先の記事で書きましたが26年度本試験が終わった後、社労士試験においては初めて自己採点をしてみました。

 あまりにもギリギリっぽかったので、巷の意見も聞いてみたいと思い、某情報網に。

 やはりいろんな意見がありますね、もちろん、あおりもあるのでしょうけど。。。

 で、自分なりの結論。

 「他の意見には惑わされない方がいい、本試験の正式な結果は結果発表日にならなければ分からないから」

 本試験に臨み全力を尽くしたのなら、あとは結果が出るのを待つのみ。

 もちろん次なる目標があるならば進み始めるべき。

 人事を尽くして天命を待つ・果報は寝て待て、、、いい言葉ですw







 さて本題ですが、今回、いろんな情報をネット上から得ることになりました。

 それらの情報から判断してわたしなりに結論に達したので紹介しておきます。

 インターネットにつなげる環境にあるならば誰でも見れる情報のみを使用しております。

 なお、データ(根拠)のリンクは貼らないということと、あくまでも私的な意見であるということを前提に御了承の上ご覧ください。







 択一式基準点は、tktk氏のブログから本試験の全体平均点から前年度と比較で合格点を決めている、、、この意見に賛成です。



 計算式は、本年度択一合格基準点=(本年度全体平均点-前年度全体平均点)+前年度択一合格基準点



 択一式が高ければ選択式も高いなどという連動説も否定と考えています。

 あと、今年度がそうでしたが、救済があると択一基準点が上がる、、、のではなくそのままかむしろ下がる、と。

 ってことで、全体(全受験者)の平均点がでてみなければわからないということです。

 選択式基準点は、択一式と同じような決め方なのか、択一を決めてから選択・択一度数表の中の一定割合以上の人数を出している(その中から傷ありを除外していわゆる完全合格者の人数を算出した後、予定合格者数に近い人数を確保するため救済を入れていく)のか、個人的に選択式総合点はあまり気になりません(爆)

 なぜなら合格レベルにある受験生ならほぼクリアするでしょうから。







 これらのことを踏まえ、大手予備校の集計データを活用すればある程度は予測できるかもしれないと思い、TACの講評(本試験分析)を読みました。

 注目した点は、以下のとおりです。



 前提として、これは憶測ですが25年度は選択式の出来がみんな悪かったことから、択一高得点者でもサービスを受けようと思わなかったため、集計人数が少なかった。

 反面、今年度は選択式の出来がみんなよかったことから、受験申込者が減少しているにもかかわらず、前年度よりサービスを受けた人が多かった。

 つまり、26年度と比較すべきは25年度ではなく24年度ではないかと考えました。

 P2表 24年度平均45.5(合格点46)→26年度平均44.3(合格点45)







 択一常識が点数伸びずという意見が多い中、P6では「全科目のうちに極端に平均点が低いものはなく・・・」と記述。

 P2表 択一常識平均点 4.9(他の科目は6.2以上)
 P3表 択一常識3点以下割合 19.7% 

 3点以下割合19.7%ということは、択一平均で合格点付近まで得点している(TACサービス利用者)にもかかわらず、そのレベルの受験生20%が択一足切りの可能性があるということですよね。

 ということは、P8表の※にある「択一式については各科目4点以上として集計」という記述から考えると、その表にある数字は択一足切りの人も含めて択一総合点での人数であることが分かります。

 にもかかわらず、その数字を元に合格基準点を割り出しているのですから基準点予想は高くなるはずです。(合格率6%の場合49)

 ちなみに、今回の合格点である択一45選択無傷の人は941人、ここから20%(択一足切り見込み)を控除すると753人となります。

 そして、TAC分析サービス利用者2199人の合格率が約35%(P7※1参照)だとすると770人合格。

 さらに、本試験合格者のうちTAC分析サービスを利用した人の割合が約25%(P7※2参照)だとすると、申込者約57000人(57199)の80%=受験者45600人(44546)・合格率7%と仮定すると合格者数3192人。

 合格者数の25%=798人

 753・770・798って結構いい線いってると思いません!?

 ってことで、わたしは希望でもあった択一基準予想は45前後1と予想してました。







 それと、tktk氏のブログにあるデータから24年度の選択・択一度数表をみてみると択一46選択26以上の受験生が7190人おり、その年の合格者数が3483人(選択厚年2点救済)ということは約半数以上の人が何らかの足切りにあっているということになります。

 選択厚年2点の人含めて合格者が出てますので約6割程度は傷があり不合格になっているという結果、、、24年度はそれほど荒れてないはずなのにもかかわらずです。

 選択式の救済は、合格率または合格者調整かと思っています。(予定合格率または合格者数-傷なし受験生)の人数で足りない人数を選択科目救済で穴埋めしているのかと。

 26年度は、25年度の合格者数が予定より少くせざるを得なかった(選択式救済5点以上としたくなかったなどの理由と推察)ため、翌年度の合格者数を多めにしたのではないでしょうか!?

 25年度+26年度でおよそ例年通り2569人+4156人/2=3363人となりますからね。

 択一式は前述した通りの計算式(tktk氏の)で算出し、合格者調整は選択式で行っていると考えました。

 救済の基準は、1点以下割合かなぁと個人的にみています。

 それをみて純粋に低い科目から拾い上げているのではないでしょうか。

 26年度の場合、わたしはかなり驚きましたが健保のみならず雇用が救済され、労一がされなかったという結果。

 労一は全受験生でみるとそれほど点数に開きがなく(実力の有無に関係なかった)、雇用は実力がある人は出来ていたがそうでない人はできなかった(そうでない人の方が多いはずですから)ということなのかな。

 ちなみにわたしは労一があぶなかったです、、、結果として当たってましたが、最低2点とっておけば救済がはいるだろう的な考えをもって解いていました。







 これらのことから25年度の合格率5.4%は、偶然の結果であって締め出しや絞込み目的ではないということになります。

 怖かったのは、25年度の合格率をきっかけとして以降の合格率を5%前後に設定する可能性もあったなぁということ。

 しかし今年度は、これまでどおりの基準決定方法であったがため9.3%という結果なのでしょう。

 仮に上記の基準点算定分析があたっていたとしても、結局のところ、予定合格率または合格者数が分からないことには何もできません。

 あまり社労士合格者数を増やしたくないあるいはもっと増やしたいという政策的なことが起きた場合、それが公開されない限り知る由がありませんからね。






 以上、わたしの勝手な分析でした。

 社労士本試験の基準点予想をしているいわゆる予備校の考え方はまた違うかもしれませんが、予備校にがんばって欲しいのは本試験が終わった後の基準点予想ではなく、本試験前の出題予想&実力を身につけるのに最適な教材作りであります。

 わたしは市販されている誌上模試しか使用したことがありませんが、いい実力がつくものであると思います。

 そのおかげで合格できましたからね。

 合格するためには、まず択一式で十分な点数(49以上)を各科目4点以上で獲得し、選択式で出来る限り得点するといった、択一重視の考えがよろしいかと思い対策をしておりました。

 先程も申しましたが、tktk氏のブログにある選択・択一度数表から、その年の合格点をとっている受験生の約半数程度以上は何らかの傷があるようですから、足切りに合わないように択一をクリアし、運の要素も強い選択式で全科目3点以上を目指すことになりましょう。

 26年度でも選択式はやさしめだったから救済なしで30以上が基準になるかも、、、という情報が多かった中、ふたを開けてみれば26の健保・雇用ですからね。

 わからないものです。

 択一式も25年度と比べればページ数も少なかった(短文)し、明らかな肢が多かったから基準は高めになるだろう、、、で結果は昨年-1。

 社会保険易化と個数問題でプラマイゼロで常識難化又は常識救済のため-1って感じでしょうか。

 わたしは25年度より26年度の方が難しく感じましたし、時間もかなりかかりました。







 個人の主観と全体の結果は一致しないと考えて、「本試験で人事を尽くし天命(合格発表)を待つ」がベターですかね。

 2ヵ月半、非常に辛かった分、今回は報われましたw

 これをもちまして、わたしの基準点決定方法の分析は終了とします。

 ご意見がありましたらコメント欄まで。










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最終更新日  November 23, 2014 08:08:53 AM
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