トスカーナIGT、生産者は、テヌータ・デイ・トリノーロです。たぶん、1999ヴィンテージを飲んで「なんじゃこりゃ」と思ったワイン。なんでこのワインをトスカーナで造らなければいけないのか、まったく理解不能...しかも価格も驚くほど高い、しかも価格ほど美味しくない...。で、2000ですが...美味しいです。開けたてが、一番おいしく感じました。その後、尻窄みかと思いましたが、さっき食事時には、また華やかさが戻ったような...。
知らずに飲んだら、南の方の、ボルドーブレンドで(ネレッロ・マスカレーゼあたりが少量入ってるような)バリック熟成した、濃いタイプ。シチリアにしては、酸がしっかりしているなぁ...と言う感じ。しかし、あくまでも甘く円やかな酸で、ミルクを思わせる口当たりや、ドライフルーツやリキュール系の余韻とともに、大好きなワインとは言い難いタイプなんですね~。それにしても、変わったワインですね。決して、ボルドーワインのレプリカのような、いじけた感じはなく、トスカーナ料理にも合いそうです。
こうなると、前に飲んだレ・クーポレはなんだったのか? ちょっと悪くなってた可能性もありますね...。じゃあ、もう一回飲んでみるかというと...その気にはならないです。