すばらしく良くなってます。2002とは思えない、タンニンの豊満さ、しかし、昨日のような、ぎすぎすしたところは無くなり、やや鉱物系のニュアンスも、マイナスではなく、プラスの存在ではないでしょうか。まったく落ちる気配のない、果実味と、アルコールを伴って目にしみるような酸が、この、大柄なワインを「みっちり」と引き締めてます。
考えてみると、クラッシコ地区でも、最北に位置する、ヴァル・ディ・ペーザのサンジョヴェーゼは、他の地区に比べ、2002に大きな影響を受けていないのではないでしょうか。レ・コルティ、コルツァノ・エ・パテルノ、そしてこのポッジョ・ピアーノ。レ・コルティは同様に(それ以上?)苦戦を強いられている2003ヴィンテージのキァンティは、大変美味しく飲めました。コルツァノ・エ・パテルノの2002ヴィンテージは、何も飲んでいない気がしますが、ちょっと、興味が出てきました。デル・グレヴェペーザもそうですね。
それにしても、素晴らしいのは、ルカ・ダットーマ。この、ロッソ・ディ・セーラ2002という難しいワインで、極楽を見せてくれました。ただ、残念なことに、2003ヴィンテージからは、エノロゴが変わったようです。後任は、アッティリオ・パーリ(!!!!)笑いが止まりません。早く、パーリのロッソ・ディ・セーラが飲みた~い。ルカちゃん、ごめんね。あなたのロッソ・ディ・セーラは大切に保管してありますから~。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
もっと見る