215295 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Cosi Piano Piano

Cosi Piano Piano

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

COMESTAI

COMESTAI

Recent Posts

Shopping List

Archives

2024.10
2024.09
2024.08
2024.07
2024.06
2007.01.15
XML
カテゴリ:ピエモンテ
ピエモンテのDOC、生産者はバルトロ・マスカレッロ。伝統的バローロの代表みたいにも言われますが、彼やジャコモ・コンテルノなどが自家元詰めを始めた頃は、彼らこそが、バローロの将来を担う革新派だったわけで、バリックだの大樽だの自然派だのというのは、学校で習う歴史の試験に出るような「表層を舐めただけの戯言」に過ぎず、マザッチョやマンテーニャが輝きを失わないように、ある閉塞状況をうち破るような確信を持った「本物」達は、時代やルールや趣向を越えて、圧倒的な存在感で「そこにある」のだなぁと、いまさらながら感じるのであります。
バルトロさんはは、2005年に他界しましたが、生前より蔵をとりしきっていた娘さんのマリア・テレーザさんが、ワイン造りを引き継いでいます。この人は、お父さん譲りの(お父さん以上という人もいます)確信犯で、マスカレッロのワインは、今後も「そこにありつづける」であろうと思われます。
2003年は、暑さの影響で、酸味の乏しい、灼けたような果実味を持ったワインも少なくない状況で、幸運な事に、僕の今まで飲んだ生産者の印象は「まんざら悪くない」です。このバルベーラ、抜栓直後は「ん?」と思うような、チェリーやベリー系の生々しい甘酸っぱさが香りを支配し、飲んでも、チャーミングな、優しい味わいで、アタックから終息までが「あっ」と終わってしまうようなワインでしたが、呼吸をするたびに、グラスに注ぐたびに、酸が柔らかみを増し、浮ついた果実が影をひそめ、麗しい体躯が姿を現し始めました。
一昨日の抜栓で、昨日はほとんど飲まず、半分ぐらいボトルに残した液体を今夜楽しみました。やはり彼は「そこにいました」...。
バローロも飲みたいのですが、90年代はまだ早すぎる気がするし、80年代はもったいなくて開けられないです(笑)。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.01.16 08:21:53
コメント(6) | コメントを書く


Category

Comments

ペット総合サイト@ アクセス記録ソフト 無料 楽天 アクセス記録ソフト! <smal…
HsvsRsvsesv@ ondansetron hcl &lt;a href=&quot; <small> <a href="http…
kIZNcgyrfcnQYgJ@ vGiZRYbkSM M1Uv7q &lt;a href=&quot; <small> <a hr…
KpJgpobBmXstETc@ aiWqkGvpYslartRok nDYXuU &lt;a href=&quot; <small> <a hr…
tlNdngoS@ fVLBWYjZELoRGrtUv HPnBmP &lt;a href=&quot; <small> <a hr…

Favorite Blog

葡萄園 11290715さん
kaoritalyたる所以 kaoritalyさん
イタリアワインマニア グルグルどか〜んさん
Haskellな日々 Fujikomaruさん
三十夜月 murata0728さん

© Rakuten Group, Inc.
X