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テーマ:イタリアワイン大好き!(738)
カテゴリ:ピエモンテ
ピエモンテのDOC、生産者はジョバンニ・カノニカです。アルコール度数表示が14.5%とあり、ヴィナイオータのワインという先入観と、過度の期待から、バローロ系の、有機溶媒系の、濃密で、力強く、揮発酸にあふれるバルベーラを想像して飲んだら、柔らかく、果実の豊かさにあふれた、健やかで、飲みやすい液体でした。そういえば、2000年のバローロも、素直な、自然な味わいだったよね。
ちなみに、この事は、期待はずれなどではなく、むしろその逆で、美味しさに、身もだえるほど、液体が、総身に、染み渡りました。旨いです。 僕の好みも変わって来ているのでしょうが、その変化は、今まで好きだった味わいに違和感があって、別の味わいを求めているのとは違って、味わう楽しみに幅が出て来たという感じでしょうか。 いままでは、とにかくゴールに向かって、スペースに飛び出して、ディフェンダーの裏をへ飛び出して、ピンポイントで、パスを求めていた自分が、足下で、ボールをもらって、密集へ、飛び込んで「タメ」を作って、時間差で、飛び込んで来る2列目、3列目へ、ラストパスを供給出来るようになり、もちろん、自分からも積極的に撃っていく気迫にも変化は無い...という感じ。そのかわりに、もらうパスの質の高さへの欲求は高くなっている。そうなったら、もう一つ上のチーム、もしくは、リーグへの移籍が必要ですね。 2日目は、より複雑なミネラルが感じられましたが、正直な話、一日目の、直球ど真ん中なバルベーラの魅力のほうが、上回りました。「バルベーラは時間がかかる」と考えだしてから、早く飲みきった方が美味しかったと感じたのも、初めての経験。 価格的にも、カーゼ・コリーニの2003ヴィンテージの高騰ぶりと比較すると、本当に良心的。唯一の欠点は、数が少ない事ですね。僕は、もう一本、確保しましたが、もう市場には無いワインでしょうね。 こんな、料理に合わせました。 ジャガイモとレンコンをピーラーで薄くスライス。重ねて、重ねて、上から、アル・ボロニェーゼのパスタで使った残りのひき肉のソース(タマネギ、人参、シイタケと炒めて赤ワインで煮込み、トマトソースを加える)をかけてオーブンで焼きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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