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テーマ:イタリアワイン大好き!(738)
カテゴリ:トスカーナ
トスカーナのDOCG、生産者はヴァスコ・サッセッティ。エティケッタの裏書に「長いマセラシオンによる伝統的なやり方」で造っているぞ、と書いてあります。
これは美味しいです。ブルネッロの「当たり」って久しぶりです。去年は、記憶に残るブルネッロが無かったです。テヌタ・ヌォヴァ1996もウゴライア1994もイマイチだったし...。 昨日の抜栓で、直後は「1994はこんなものかなぁ」という印象。香りも良く、やや特徴的な酸も美味しく、シルキーでなくベルベッティーなタンニンは申し分なく偉大なブルネッロのそれなんだけど、全体に控えめでコンパクト。「もう少し良くなるかなぁ」と思っていたんですね。 理由あって、今朝方早く、味見をしてみたら、なんとも旨い。たとえるなら「1」あった旨さが、「2」「3」と広がりを見せたんではなく、「0」から「1」の間の小数点以下が、無限大に広がりを見せた感じ。ぎゅ~と凝縮している。思い出すのは「ポッジョ・アル・ヴェント」。果実の豊かさのような部分で劣る気もするけど、値段は半分以下だしね。美味しいので、白々明けてゆく窓の外を眺めながら2杯、3杯と飲んでしまう。アル中じゃん。 昼食時にも、2杯ほど(笑)。やはり旨い。ベルベッティーなタンニンが美味しいんですが、やっぱり、きちんとしたテクスチャが無いと、ただの強い、フルボディなワインになっちゃう。1994にして、この果実のふくよかさはなんだろう。酸も、主張しながらも、すでに、しっとりと溶け込んでいる。 先ほど、飲み終えましたが、最後まで、だれること無く、まだまだ、余禄がありそうな気配。時間を置いて、もう一度、飲みたいブルネッロ。 幸先がいいですね。次回のデッラ・パーチェの会はブルネッロらしいですよ! Brunello di Montalcino 1994 / Vasco Sassetti お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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