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テーマ:イタリアワイン大好き!(738)
カテゴリ:ヴェネト
ヴェネトのヴィノ・ダ・タヴォラ。生産者はセラフィニ・エ・ヴィドット。最近、見かけませんね。90年代には、ヴィンテージ毎にトレビッキェリに選ばれていたワインです。正規の代理店が無いのでしょうか?
この1997も確か、トレビッキェリ。リリース時に買って、奇跡的に飲まれずに眠っていた一本。ただ、忘れていただけらしいですが...。 カベルネ主体のボルドーブレンドのはずです。開けたては、なぜかタンニンが強く、渋いというより苦みがありました。じょじょに、果実が出て来ますが、甘苦いような東洋系のハーブ&弱い正露丸などが邪魔をして、出来の悪いボルドーみたいでした。ダメかな、これは...と思っていたら、今度は、ぐんぐんと酸味が増して来て全体をまとめ始めました。ここでやっと、イタリアワインらしくなってきます。ヨーグルトのような乳酸系のまろやかな味わい。栗ごはん、焼いた椎茸など、なぜか秋の味覚(笑)。それにしても「酸っぱい」(笑)。ここまで酸っぱくなくても美味しいと思うんだけど。僕は大歓迎というか、この酸味が、このワインをただならぬ存在にしてますね。グリルした野菜や薫製の香り、焦がしたなんだろう? なにか失敗して焦がしちゃったような感じです。 この複雑な香りと、飲むと、若々しいジューシーな酸と果実のギャップがいいですね。後味にも、さまざまな余韻が広がりました。 はっきり言って、期待して無かったので、嬉しい美味しさ。 昨晩、飲みましたが、抜栓は、午前中です。もっと良くなるかもしれませんが、少なくとも、僕が美味しく飲むには、12時間以上必要だったみたいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.15 11:14:35
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