|
テーマ:イタリアワイン大好き!(738)
カテゴリ:フリウリ ヴェネツィア ジュリア
フリウリのDOC、生産者はアンティコ・ブロイロ。好きな生産者です。初めて飲んだのは、メルローでした。別にどうってこと無かったですが、同じ年のレフォスコを飲んで、いっぺんに気に入りました。この「レフォスコでスイッチが入ってから」はメルローを飲んでも「とっても美味しい」と感じられるようになるから、人間の脳は良く出来てますね。
ヴィンテージは2001でした(輸入された最初のヴィンテージだと思います)。それから、毎ヴィンテージ買ってますが(2003は未輸入)、スキオペッティーノを飲むのは初めてです。だって、購入先の店主の試飲レポートが、固いとか、青いとか、バランス悪いとか、買ったら数年は忘れてしまってくださいとか...まあ、飲み頃は先だという事でしょうね。 で、上記のレポートが2年ぐらい前でした。もう、いいみたいです。美味しいですよ。 メルロー、レフォスコ、スキオペッティーノ、の他にフランも造ってます。どれも美味しいです。酒質は「とてもブルゴーニュ的」ですが、塩っぱいぐらいのミネラルと、酸の「舌に乗っかる」ような質感がフリウリのワインだな~と思います。 スキオペッティーノに戻ります。補助品種的な性格が導きだす、個性的なハーブ(というか薬草と言ったほうが正確かも)の香り、大きな(大きすぎる?)骨格。個人によっては、果実の出方に不満もあるでしょうし、まだ固いと言われるかもしれません。でも、この大きな骨格を、むっちりと果実が埋めて来ること自体、僕の望むワインでは無い気がします。エレガントでピュア。でもそこに「可憐さ」は微塵も無く、気品と規律み満ち満ちています。 速球の威力で圧す絶対的なエースピッチャーが、空振り三振とポップフライの山を築き上げるようなチームでは無く、完璧な内野守備を中心として、冷静かつ頭脳的なピッチングで内野ゴロと見逃し三振を奪う、好フィールディングが印象的なピッチャーを擁するチームのようなワイン。 個人的には、もう少し、愛想の良いレフォスコが好みと言いたいところですが、最近の趣向からすると、こっち、スキオペッティーノの方が心癒されるかも。確かに、もう数年、忘れた頃に飲んでみたいワインです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[フリウリ ヴェネツィア ジュリア] カテゴリの最新記事
|
|