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テーマ:イタリアワイン大好き!(738)
カテゴリ:ロンバルディア
ロンバルディアのDOC、生産者はレ・フラッチェ。先日、夕ご飯の日記で写真だけ登場したオルトレポ・パヴェーゼです。クロアティーナ、バルベーラ、ピノ・ネロのブレンド。木製の樽は「一切使わず」(裏書きに<non e` stato passato in tipo di botte>とあり、使ってないことを強調しています)葡萄の本来の香りと味わいを大切にしたとの事です。美味しいです。成功してます。まず、大樽でじっくり熟成したような複雑さが出ています。バルバカルロの登場ですっかり有名(!)になった葡萄品種クロアティーナがとても明快に中心に鎮座しています。次に、ピノ・ネロが良いんです。冷涼な酸と複雑な香りと味わい。僕の苦手な、薬草っぽい、青臭いニュアンスは皆無。バルベーラが、それを、中和させているのでしょうか。そして、ストラクチャを形成するクロアティーナとの良い触媒としも、バルベーラは、作用している気がします。
4年ぐらい前に、この作り手の「レナーノ」というリースリングを飲んで、とても美味しかった記憶があります。値段は1000円程度なのですが、とても透明感があり、果実とミネラルのバランスの良いビアンコでした。今は、売ってませんね~。このテリトリオでは、意外にもリースリングが比較的多く栽培されていて、日本でも、「イシンバルダ」の「ヴィニャ・マルティナ」など(これはちょっとイマイチな印象)が売られていますね。 オルトレポ・パヴェーゼDOCは、ミラノ辺りでは、もっとも、飲まれていると思われる、とても大きなDOCなので、日本にももっと入って来れば良いのになぁと、いつも思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.26 17:45:36
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