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テーマ:イタリアワイン大好き!(738)
カテゴリ:トスカーナ
トスカーナのIGT、生産者はポデレ・ラ・カッペラ。新ヴィンテージの2005年は、インポーターの情報によれば、カンティコとコルベッツォーロは瓶詰めされなかったとのこと。ということは、そのサンジョヴェーゼとメルローが、このワインに使われたという事でしょうか。
ラ・カッペラのあるサン・ドナートは、有名な(フィレンツェを横断する)アルノ川の、支流であるペーザ川を抱えるヴァル・ディ・ペーザの源近くにあります。少し前の日記に書いた「コルツァーノ・エ・パテルノ」の他「ポッジョ・ピアーノ」や「バディア・ア・パッシニャノ(アンティノリ)」などもヴァル・ディ・ペーザ。このモンテルーポに端を発し、サン・カッシャーノを経て、最後は、ラッダ・イン・キァンティへ溯るこのラインは、僕の好きなキァンティ・ラインだったりします。 さて、2005年のポッジョ・カンポローネです。まず、バリックの甘い香り。まあ、これは、1、2年もすれば、すっかり、とけ込みますし、際立ったものではありません。固いです。ゴム動力の模型飛行機のプロペラを巻ききったような、指を押し戻すような凝縮感があります。14%vol.という表示以上に強く感じるアルコール。そして、ヴァル・ディ・ペーザのサンジョヴェーゼに特徴的な酸は例年以上に存在を主張しています。時間とともに現われる果実はプルーンやブルーベリー等の暗い色調を感じます。 今日、宅配便で届いたものをむりやり飲んでます(笑)が、ただならぬ、気配です。上記の通り、とてもバランスが悪く、固いですが、言葉で表現する以上に、液体が「いかがわしい」感じなんです(笑)。ひょっとしたら、史上最強のポッジョ・カンポローネかもしれない...? 最近飲んだ、2000年が、めちゃめちゃ旨くなってたんですよね~。これもあと5年待ちたいけど、自分で買って5年待つしかないですからね~このクラスのワインは...。 いつもラ・カッペラのワインを買うお店で、税込みで2180円...このレベルのワインでは、この価格は信じられないです。ガイオーレで、このレベルのワインを造ったら、2980円とれます。リカソリ男爵の「家紋」とか入れたら3980円でもオッケーですね(笑)。そして2005年のポテンシャルは、そのクラスを遥かに超える気がするんですが...どうしよう! 箱で買おうか...5年後に、泣くか、笑うか...。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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