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カテゴリ:ピエモンテ
相変わらず、奇数月の、仕事の入り具合は、ろくに息継ぎもせずに、クロールで、一気に泳ぎきるような塩梅で、足がつりそうです。なんとか溺れずにゴールして、一昨日は、持ち込みワイン会で盛り上がりました。

僕は表題のワインで参加しました。ピエモンテのヴィノ・ダ・タヴォラ、生産者はブライダ(ジャコモ・ボローニャ)。1986年は、ヴィノ・ダ・タヴォラだったのですね。ご存知、モダン・バルベーラの代名詞のようなワイン。

少し前に、楽天ブログ同士でリンクしていただいてるmurata0728さんに、同じ生産者、ブライダの、畑違いのバルベーラ「ビゴッタ1990」を飲ませていただきました。素晴らしく、熟成感のある、ビターチョコレート&柑橘系のジャム、強めのアルコールなど、ブライダらしい「濃い甘」系バルベーラでしたが...。

今回のウッチェッローネ1986は、見事に、予想を裏切る「キレイな酸」が特徴的な、しとやかなバルベーラ。状態が素晴らしい。そして、なんとも良い香り。トリュフ、ミントなどのハーブ、カカオなどでしょうか...。「熟成香」などと、ひとからげには出来ない深淵で個性的な香りでした。液体は、煮詰まった感じも、抜け落ちた感じも無く、若々しいワインのようにエキス分に満ちていて、それでいて、するりと喉を通ります。そして、最初に書いた通り、たっぷりとした、上質な酸が余韻を満たしてくれます。

ブライダのバルベーラは、酸が穏やか(物足りないほど)で、かつバリックで輪郭をつけたが故にビターな甘さが特徴的と思っていたのですが、まったく違う方向へ熟成していました。良い意味で、という事ですね。

久しぶりに、とても良く出来た、熟成バルベーラを味わいました。

さて、手前味噌が、長くなりましたが、今回のみなさんのワインはこんな感じです。

08_05_28_Carissima.jpg

Brunello di Montalcino 1996 / Siro Pacenti
Anfiteatro 1990 / Vecchie terre di Montefili
Chianti Classico Vigneto Bertinga 1990 / Castello di Ama
Bricco dell'Uccellone 1986 / Braida
Barolo Riserva Bricco Boschis Vigna S.Giuseppe 1990 / Cavallotto


今回も、イタリアワイン史上に燦然と光り輝くワインばかりです。
押し出されるように、シロ・パチェンティから。理由は単純で、味見をしてみたら、これが、一番、円かったって事です。ウッチェッローネも、既に、美味しくのめる状態だったのですが「せっかくだから、セコンドにとって置きましょう」という提案があり、ブルネッロからです。たぶん1996は、飲んだ事があります。そのときは、ガチガチで、飲めたものではなく、それ以来、家のセラーのパチェンティは封印してあります。

さて、1996なら、もう飲み頃だろうと思いました。そして、果実が前面に出ていて、パワフルで濃厚なロッソのイメージから、もっと「コッテリ」しているのかと思いました。ところが、このブルネッロは、円くなっているとは言え、ソリッドで、シリアス。たとえるなら、質の良いピアノトリオみたいに、心地よいグルーブ感があって、飲み飽きない、でも、一本筋が通っている。しびれました。

アンフィテアトロは、事前抜栓が功を奏して、深い凝縮感ながら、香りも、味わいも開いていて、とても良い感じ。余韻に、収斂性の強いタンニンが頬をしめつけます。まるで、2001年あたりを飲んでいる気がします、若く、力強い。

アマのベルティンガは、アンフィテアトロと比較すると、きちんと酸や果実の要素が生きていて、あぁ、「キァンティなんだ」と感じます。グレーヴェとガイオーレの差かもしれませんね。ガイオーレはちゃんと酸っぱいです。ただ、本来の姿では無い印象。固いです。望遠鏡を逆さに見ているような塩梅で、どうも、スケール感に狂いがあります。もっと時間をかけて飲みたかったですね。ちょっと残念。

ブリッコ・ボスキスのリゼルヴァは、もう、文句のつけようの無い素晴らしさ。とてもバランスが良く、味わいに「ぶれ」がないので、始まりから終わりに至るまで、隙がありません。なんと言うのかな...とても複雑で、さまざまな要素が絡み合っているのだけれど、そのどれもが、最後まで、しっかり感じられる...うまく説明出来ないですね。あと、カヴァッロットを飲むと、いつも感じるんですが、香りと、その時間とともに移り行く様がとても良いんです。

いつもの事ながら、1990年というのは、本当に「すごい年だったのだなぁ」と、思いますね。

今回は、上で書いた順に飲みましたが、すべて飲みきるのでなく、後半は、全部のボトルをとっかえひっかえ飲んでましたね。「あ、パチェンティ良くなってますよ」とか言いながら。それにしても、今回のは、みんな状態が良かったですね。

そんなわけで、次回は「バッド・ヴィンテージ大会」に決まりました。2002、1992、1987、などなど。非常に楽しみです。





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Last updated  2008.05.31 00:54:40
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