昨日、毎年恒例の京都へ初詣に行って来ました。
それと「皇室の名品」展にも行こうと思っていました。
火災の影響で新幹線がストップしたのは、新大阪駅
だったので新快速に乗り換えて、京都に行きました。
伏見稲荷大社と御王神社に詣って、お昼を頂いてから
近代美術館へ。京都にしては珍しく暖かな一日でした。
元旦・2日と2夜連続でBSにて「皇室の宝」の放送があり
予習がてらに見たのですが、とても良かったです。一部の
作品の詳しい説明、時代背景などを紹介されていました。
知らない事ばかりで興味深く、鑑賞するのに役立ちました。
数多いので「宮殿装飾」と、「明治期の美術工芸と博覧会」
の第一章と第二章だけをじっくりと見ました。昭和20年に
焼失した明治宮殿の造営に当たっての資料を基に天井画
や壁クロスを再現した絢爛豪華な空間です。野菜や果物の
絵柄は、さながら百科事典を見ているような感じがしました。
薩摩焼の十二代沈寿官「菊貼付香炉」・綴錦壁掛の二代川島
甚兵衛「百花百鳥の図」・金工の海野勝民「蘭陵王」・七宝の
並河靖之「七宝四季花鳥図花瓶」など素晴らしい超絶技巧!
どれもテレビで紹介されていたので、じっくり見られました。
金属なのに布のようなしなやかさ、描いたような大きな織物、
黒の釉薬の輝き。細かすぎる技法。どれを見ても、ため息。
御下命により制作されたもの、展覧会でお買い上げになった
もの、献上されたものだそうです。代々の皇室に引き継がれて
きた美術品群が国に寄贈されての美術展で、選りすぐった作品
180点を紹介されています。この美術作品が、後世までずっと
引き継がれてありますように。前期だけのも見たかったです。
またとない機会です。今月13日までなので、お早めにどうぞ。
皇室の名品~近代日本美術の粋~
京都国立近代美術館