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カテゴリ:人生
トラブル(と言うほどでもないけど)の当事者の一方が社会の公器である新聞を使って一方的に情報を発信するのはフェアではないと思われます。情報として公平である保証もなく、そもそも報道する価値があるとも思えない内容なのに、なぜ地方版とはいえ載せることを許可したのでしょう。まあ、それが毎日新聞の毎日新聞たる所以なのかも知れませんが。
でも、医療について判っている人から見たら、結構痛い記事だと思いますぞ。医療に限らず、半可通は何も知らない人よりズ~ッと始末に負えないことを理解している人にとっても同様だと思いますが。 記者日記:医師の説明 /埼玉 私も見ていたわけでもないのでどちらに非があるのかは分かりません。でも、記事を読んだ感想を言えば、医師やお兄さんに同情します。もちろん、その医師の診療を待たされた他の患者にも。 忙しい勤務医は自分の時間を犠牲にして診療をしています。無駄な時間は使いたくありません。説明は確かに重要ですが、出来れば効率よく行いたいのです。あまり重要でないところを根ほり葉ほり訊かれれば、それはキレもするでしょう。 そもそもガイドラインを読んで分かった気がしている時点でアウトです。ガイドラインは医師が参考にするものですが、あくまで参考に過ぎません。病態は人それぞれですから、細部ほどガイドラインから外れていくものです。それなのに細部にこだわって質問しまくれば、いやがられて当たり前です。 もう一つ言えば、素人がガイドラインを読んだ場合、高い確率で誤読すると思います。分かりやすく書かれているはずの患者用パンフレットですら、しばしば誤読されます。ましてや、ガイドラインは医師用に書かれているのですから、専門知識のない素人が誤読するのは当然だと思います。おそらくは、かなりトンチンカンな質問をしたのだろうと想像します。たとえキレたとしても、その後もお兄さんを献身的に診たそうですから、この医師に問題があった可能性は低そうです。平野幸治さん、問題なのは貴方だったのではないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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