戦友を失った気分
このブログでは「胃がんになって」シリーズを時々アップしています。元々は昨年の11月頃に載せ始める予定でした。がんと診断されてから文章自体は書き始めていました。でも、あまりに早く命がつきてしまう可能性もあるので、3クール終了後の発表を目安としたのです。そんな折、小林麻央さんのブログを目にする機会がありました。なんだか拘っているのがつまらないことのように思え、私も公表してしまえと考えるようになりました。結局昨年の9月11日に序文のようなものを書き、翌日からシリーズをアップし始めました。もちろん小林麻央さんとは全く面識はありません。でも、以上のような経緯もあり、勝手に戦友のような気がしていました。それも、敗色濃厚な戦況で、別な戦場とはいえ同じ戦争を戦っている気分でした。昨日、このブログのアクセス数が110万を数えたその日に、小林麻央さんは旅立たれました。若くして逝くことになろうとも、それなりに幸せな人生だったと彼女は言います。「まだ若いのに、気の毒に」という、通り一遍のことは言われたくないと彼女は言います。でも、私の年齢の半分以下だぞ。子供の成長だって見守りたかっただろうに。彼女がなんと言おうと、私は悲しいです。私はくやしいです。せめてこのブログが、お悔やみの言葉の代わりになりますように。