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2013.06.22
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カテゴリ:トンデモ
 原発事故の後にも、避難地区以外の福島県内には多くの人が住んでいます。また、同じ福島県と言っても、猪苗代湖は第一原発からは遠く離れ、距離的には茨城県の北茨城市と同じくらいです。猪苗代湖に三泊したくらいで放射線被曝の危険性があるはずなどありません。でも、騒ぎたい人はいるんですね。

 不安というのは理屈ではありませんから、たとえ実際には安全でも、どうしても不安と言うことはあるでしょう。だから、不安に思う人が福島県に近づかないことを責めようとは思いません。でも、他人にまで自分の不安を押しつけ、他人を鬼や悪魔と罵るのは許される行為ではないでしょう。

 実際には危険があるかどうかなんてどうでも良くて、口実さえあれば騒ぎたい人たちの悪意に満ちた「抗議」なんでしょうけどね。福島県民からしたら腹が立って仕方のない行為ですが、実際に不愉快にすることを目的とした行為なのだろうと思います。腹を立てるのではなく、そのような抗議をする下種(げす)を心の底から馬鹿にすることが正しい対処かと。

福島県内で児童交流全国から公募 「被ばくさせるな」抗議続々

福島大が全国から小学生を募集し、福島県内でキャンプをしながら同県の児童たちと交流するイベントを企画、参加者を募ったところ、「子どもを被ばくさせるのか」といった抗議や非難の電話やメールが相次いでいる。趣旨に賛同し、九州の募集窓口となった熊本学園大(熊本市中央区)にも届いているという。福島大は「放射線量の独自調査もし、健康面への問題はないと判断した」と話している。
 「集まれ! ふくしま子ども大使」と称したイベントは交流を通して、全国の子どもたちに東日本大震災や福島第1原発事故への理解を深めてもらおうと、同大の教授と学生が企画。小学4~6年生を対象に全国から30人、福島県内から15人を募り、8月16日から3泊4日の日程で同県猪苗代町のホテルに滞在し、カヌーをしたり、原発事故の避難者が生活する仮設住宅を訪問したりする。
 熊本学園大には20日までに10件の参加希望があるが、ホームページの連絡先には抗議の電話30件以上、メールが約30件届いているという。「子どもを福島に連れて行くなんて鬼か悪魔だ」といった内容で、インターネット上には大学への抗議を呼びかける書き込みもあったという。
 猪苗代町は福島第1原発から70~80キロ離れており、福島大の鈴木典夫教授(地域福祉論)は「実際に福島の子どもたちも遊んでいる。福島ということで風評につながるのは悲しいが、そういった声を受け止め、イベントを偏見根絶につなげたい。参加を強制しているわけではない」と語った。
 熊本学園大で企画の実行委員を務める同大水俣学研究センター長の花田昌宣教授は「数日で浴びる線量はそれほど高くない。心配なのは理解できるが、申込者に丁寧に説明する。後は各自で判断すべきだ」と語った。

=2013/06/21付 西日本新聞朝刊=






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Last updated  2013.06.22 18:38:49
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