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カテゴリ:医療
今回紹介するニュースは今のところ毎日新聞の物しか確認が取れていないので、真偽については多少の疑問を持ちつつ紹介します。
まず、一般論として、金がなくても医療は受けられます。 堂々と「金はないけど放置できそうもない症状があるから診察して」と言えば、拒否できません。 民間病院では、あれこれと理屈をこねて断るでしょうが、公的な病院なら断れません。 正当な理由のない診療拒否は医師法で禁じられています。 診療拒否に罰則はありませんが、損害賠償請求の理由にはなります。 そして、金のないことは診療拒否の正当な理由にはなりません。 また、患者が生活保護を受けると支払いが保証されるので、病院は申請に協力的です。 医療を叩く人たちの言うこととは逆に、多くの勤務医は病院の収入には無頓着です。 支払い能力がなくても、病人が来れば診察します。 治療が必要なら、もちろん、治療します。 ニュースによれば、当該病院では無料での治療の説明をしたようです。 残念ながら、この患者は無料という説明を信用せず、診療を受けずに死亡しました。 実際には、治療を受けても命は助からなかったと思います。 でも、様々な症状に対しての治療は可能だったでしょう。 化学療法による延命効果も期待できたと思います。 そして何より、食事の心配をしないで済みました。 もちろん症状が出始めた4年前に受診していたら、根治していた可能性もあります。 同じような境遇の人はこのブログを読まないでしょう。 でも、そのような人を知っている人がこのブログを読むことを期待して、もう一度言います。 金がなくても医療を受けることは可能です。 また、病院は生活保護を受けることに協力的です。 <生活保護却下>男性、生活ギリギリでがん治療受けずに死亡 追伸 本日イリノテカンの治療を受けてきました。 治療終盤に顔面蒼白との指摘を受けました。 自覚症状はなく、血圧や呼吸などのバイタルサインにも異常がなかったので、終了後帰宅しました。 自宅でも妻に顔面蒼白と言われましたが、やはり自分では特に異常を感じませんでした。 食欲も旺盛で、14時過ぎの昼食にもかかわらず、夕食もガッツリと食べました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.05.02 21:45:43
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