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カテゴリ:スーパー・ナチュラル
いよいよ終盤に差し掛かってきました、私的恒例イベント(?)、スパナチュ祭。本来ならばこれにて終了だったはずの5thシーズンの終盤ですから、見所満載。特に、この苦しい展開にどうオチをつけるのか(笑)、さらに、おそらくこの辺りではもう、制作サイドでは「シーズン続行決定!!」なんて話も決まっていたのか、辻褄合わせも愉しみつつ。
まずは 第19話『神々の集い』からどうぞ。いかにも怪しいモーテル。ここでは史上稀なる集会が開かれようとしていた。早くも血の匂いに肌の粟立つのを抑えきれないディーンとサム。 それもそのはず、このモーテルで開かれるのは、最終戦争を切り抜け、天使と悪魔の諍いに巻き込まれることを迷惑として回避したい、世界の神々による集会だったのだ!!荒ぶる神々の食卓に供されるのは生贄。 「神は一つじゃない。」「神と天使の以前から、私は神だった」。オーディン、カーリー、ガネーシャ、マーキュリー…。そして、当然ディーンとサムがここに居合わせたのも偶然でなく、天使と悪魔の諍いのけん制のため神々の切り札として招きよせられたのだった。 キリスト教内部の最終戦争を切り抜けるため、神々は共闘しなくてはならないという提案の傍から、神々のエゴが衝突する。やがて、宴は争いの場へ。まとまらぬ神々の意見に割って入ったのが、ロキ…って、ガブリエル!! 北欧神話のトリックスターを騙って、かつてカーリーと交際していたと言うガブリエル、もちろんキリスト教関係者とは悟らせず、得意の取引で、ディーンとサムを神々の手札から解放しようとする。にわかには信じられないディーンとサムも、今度ばかりはガブリエルを信じるほかない。 が、カーリーには正体を見破られ、すんでのところで計画が露見し、ガブリエルはカーリーの手で殺されてしまう。 万事休したディーン、今度はアドリブ全開で名演説。神々の意見をまとめにかかる。曰く、ルシファーを倒したいのはディーンやサムにとっても同じ事と。 やはりタダでは死なないトリックスター、ガブリエル、死んだふりから元に戻って、ディーンを呼び寄せ、この神々の混沌からディーンとサムを逃がすことを提案する。やはり、神々を相手に謀ってルシファーを殺させ、自分たちだけハッピーなどという作戦は無謀。二人を逃がすだけでも、天使一人の命が代価。 次第に絆が生まれていたディーン、ガブリエルの覚悟、家族の争いから逃げないという選択を尊び、神々を牽制中もカーリーに追い詰められるサムとの脱出を決意する。 当のサムは、カーリーを前に、ただならぬ悪意の到来を予感する。なんと、神々を集めたこの場に、マーキュリーがルシファーを呼び寄せていた!!マーキュリーの裏切りを愛いと思うわけもないルシファーは、マーキュリーを瞬殺すると、文字通り修羅場に踏み込んでサムとの再会に臨む。 が、立ち塞がったのは弟であるガブリエル。ディーンとサムを逃がしたガブリエルは、兄弟と争うことを最後まで嫌悪した心優しい天使。父なる神への苛立ちを鎮める時だと諭すガブリエルに、ルシファーは、ガブリエル最後の秘策を見破り、その命を絶つ。ガブリエルにトリックを仕込んだのがルシファーであればこそ、その結末にルシファーの非情も揺れる。 逃げおおせたウィンチェスター兄弟、ガブリエルから託された“いけないDVD”を再生すると、そこにはラストメッセージを込めた主演男優ガブリエルの姿が。「ルシファーを倒す唯一の鍵は、四騎士の指輪を集めること」。最大のヒントにして最後の望みをメッセージに託し、ガブリエルは帰天したのだった。 トリックスター、最後の大博打。格好良かったですねぇ。あ、それとなんか分りませんけど、ゴースト・フェイサーズの映像が唐突に挿入されました。このエピソード。新メンバー、加入してるし。もっと登場してほしかったぞ!!あ、でも1シーズンに1回まで、で。 続いて第20話『4つの指輪』。『4つの指輪』…ですか。『1つの指輪』じゃないんだ(笑)。行きましょう!! ガブリエルのメッセージをヒントに、すでに「戦争」と「飢饉」の指輪を手にしているディーンとサムは、残る「疫病」と「死」の指輪を持つ二人の騎士を探しに出かける。 とある病院では、「疫病」の騎士が、悪魔を幹部に抱く製薬会社に入り込んで、クロアトアン・ウイルスの実験に精を出している。いつか、ザカリアの力でディーンが5年後に見た世界ではびこっていた恐怖のウイルス。準備はここでされていたのか!! ここはとある病院。ディーンとサムは、インフルエンザの爆発的な蔓延を訝る。これは「疫病」の仕業。しかし、クロアトアン・ウイルスならまだしも、インフルエンザって…??? ボビーの指示で「疫病」を追うディーンとサム。そこへ現れたのが、あの“効かないコルト”でやらかしてくれた悪魔クラウリー。今度はどんな厄介を持ちかけるつもりなのか!! 聞けば、クラウリー、コルトがまさかルシファーに効かなかったとは知らなかったようで。お詫びでは断じてなく、やはり保身のために、今度は「疫病」の居場所を教えるという。反りの合わないサム、怒り抑えきれず。しかし、クラウリーの利害、つまり悪魔を倒して最終戦争を終わらせて欲しいという思いはリアル。 信じることはできなくとも、従うしかないウィンチェスター兄弟は、クラウリーに誘われて製薬会社へ。表向き大手の優良&有名製薬会社。中は、悪魔が“経営”する呪われた病魔の実験場。CEOの姿をした悪魔が、生贄をささげてどす黒い器と対話する。相手はもちろん「疫病」。 いざ乗りこまんと意気込む兄弟、されどクラウリーは、サムを残すの一点張り。しぶしぶディーンのみが同行。 サムはボビーに電話口で愚痴(w)。そこで持ちかけたのは、あろうことか危険な計画。かつて悪魔に憑依されたボビーに、その呪縛から己を取り戻し、悪魔をコントロールして追いだした体験をインタビュー。 つまり、サムは自分にルシファーを憑依させ、意思の力でコントロールしたまま、ルシファーもろとも檻へと飛びこむ計画を打ち明ける。とうとうい犠牲的精神、されど、その危険度は絶大。まして、ボビーがサムの精神力に疑問符を消せない。ルシファーは、俺にとり憑いた小者とはワケが違うんだぞ!!ボビーのお目玉。 一方、クラウリーと「疫病」を探すディーン。悪魔のCEOを訪ねれば、なんと目的は先刻承知、ニセの取引は開始するも、これまた二重罠。相手さんが欲しかったのは、指輪ではなくディーンその人。それを承知でディーンを伴ったクラウリー。何をするつもりなんだ!! 間一髪、ディーンあわやというところで、姿を消していたクラウリー、悪魔の背後に回ってまじないでハント。なんと、クラウリー、初めからディーンをえさに、「疫病」の右腕を捕獲する手はず。 魔法陣に護られた“お仕置き部屋”に、袋をかぶせられた悪魔。サムと悪魔の対面は意外な展開に。なんとこのCEO、サムの大学時代の親友。学生時代からすでに悪魔に乗り移られ、未来の「器」たるサムを監視し、ルシファーの「器」にふさわしい、つまらくない人間になるよう軌道修正までしてくれていたという、お節介さん。 あろうことか、ジェシカを犠牲にしたのも、悪魔的な怒りを増幅させるための、この自称・親友の仕業だった。怒り心頭に達したサム。サムが、サムの自己抑制が危ない…と気付いたディーンに気付いたサム、先手でディーンを閉じ込めると、改めて悪魔と対峙。 悪魔に監視され、ぶち壊された青春。殺された恋人、破滅へと狂った人生。怒張するサムの、心の傷に揺さぶりをかけ続ける悪魔。まさに辛酸な心理戦、隙のない鍔迫り合い。サム、とうとうナイフを悪魔に突きつけるも、自らの理性を取り戻すかのようにディーンを解放。 じれったいクラウリー、横からちょっかい。はやく「疫病」の居場所を教えろよ。っとそこへ、地獄の猟犬、ヘルハウンドの唸り声。見えない猛犬。ディーンの天敵!! 騒然とするディーンとサム。そこへ、一度は姿を消したクラウリー、忘れ物でも取りに行った風で再登場。なんと、ペットのヘルハウンドを連れてきました(w)。しかも、これが特大。クラウリーをして、自分のペットの勝利に1000ドル賭けると言わしめる、その結果は歴然。悪魔の呼んだヘルハウンドは、もはや子犬同然でした。。。 打つ手ない悪魔、ついに「疫病」の居場所を教える。そこにあるのは、諦めと虚無感。どうせ、破滅は免れぬ。サムの運命を刺激し逆撫でする捨て台詞で、サム即決、ナイフを悪魔に突き立てる。血塗られた祭の後は、後の祭。 ところ変わってボビー、最後の四騎士「死」の居場所を探索中。ここかと思えばまたまたあちら、保身の臭いのするところへはどこへでも行きます、ナイスミドル、クラウリー、ボビーの元へ登場。「お前の魂と引き換えに、最後の騎士の居場所を教えてやるよ。」クラウリーの取り引きや如何に!?…というところで、幕切れ。 本当は、サムの身を呈しての最終計画、己に課した使命への精神的耐久力、怒りと抑制…そんな重たいテーマが込められたエピソードだったのですが、イイ感じにアブラギッシュ(苦笑)な軽薄悪魔・クラウリーのアクが強くて、そちらにばかり目が行ってしまいました。本末転倒也。(つづく) 【送料無料!23%OFF!】SUPERNATURAL スーパーナチュラル <フィフス・シーズン> コンプリート・ボックス(DVD) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/02/24 05:47:52 PM
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