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カテゴリ:バベルの宴(内輪ネタ)
尾崎紀世彦さんが好きだった。歌謡曲のいいところを思い切り活かしながら洋楽ばりのホーン使いで洒落た仕上げの楽曲に、スケール感のある抜群の歌唱力が素敵だった。父の鼻唄で『また逢う日まで』を覚えた。子供の頃、LPを何度もかけてもらった。
学生の頃、父によく飲みに誘ってもらった。ある晩、銀座にある、父の行きつけのクラブで、この歌を二人で歌った。親子で歌った『また逢う日まで』を、一本のテープに録音してもらったのは、ママさんのアイディアだった。15年以上も前の話だ。 その後、私がそれをデジタルデータにして、勝手にiPodに入れていた。データは実家で作ったようだ。 先日、そんなことを思い出しながら父と話したが、父も、自分のiPodに、親子で歌った『また逢う日まで』を入れていたらしい。私たち親子にとって、思い出深い歌手が逝った。また、逢えるときまで。(了) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/06/06 04:46:14 PM
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