今年も、夏の夜空に打ち上げ花火。
毎年恒例(ここ15年くらいでしょうか)となりました、花火大会、無事終了です。と書くとなんだか花火大会を主催しているみたいですが、そんなはずもなく。 実家の屋上から、海岸に上がる花火が道を隔てて見える、ということで、毎年花火大会の時期には、家族や親戚、友人が万障お繰り合わせの上参加する(笑)という、イベント。毎年顔ぶれは違ったりもしますが、今年は従兄弟も賭け付け、賑やかな夏の夜となりました。一時不参加がちだった(というのも、この日はあらゆる交通手段が大混雑するので、それに巻き込まれて懲りてしまったのです)弟たちも今年は参加。花火を見る前に腹ごしらえするワケですが、その準備で、なぜか弟がおにぎりを作っていました。 今年はそのおにぎりに、皿うどん、そして実家特製・鶏の唐揚げに、それぞれ好きな飲み物片手に最初の一発待ち。 実は、この一年の間に、ちょうど屋上の視界の先に、微妙な高さのマンションが立ちまして。正直、「もしかしたら鑑賞に支障が出るかもなぁ」と一同無言のうちにも感じていたわけですが、今年は花火の打ち上げ場所を少しずらたのか、まったく影響が出ることもなく、存分に堪能できました。 この花火大会は、夏の風物詩であると同時に、我が家にとっては互いの近況を知らせ合う重要なイベント。集まった皆、そしてそれを準備してくれた人たちの存在や、人知れぬ気遣いに感謝しながら、夜空を彩る大花火を見上げた週末でした。(了)■著作です:何のために生き、死ぬの?。推薦文に帯津良一・帯津三敬病院名誉院長。