シックハウスその4
食べ物の産地やカロリー、脂肪分など気にするけれど自分が吸う空気についてはそれほど考えなかった方も多いのではないのでしょうか。いまでこそ、空気清浄器やエアコンで空気をきれいにって、ある意味当たり前になってきたれども。。。一日家にいる奥様や子供が室内の空気を多く吸います。そして室内空気を汚染する物には合板のホルムアルデヒドはじめ室内のカビ、細菌、一酸化炭素、タバコからの浮遊粉じん、炭酸ガス、じゅうたんからのハウスダスト。新築の家では100種類以上の化学物質が測定されるという話も聞きます。代表的なホルムアルデヒドに関して言えば・・・特徴として 無色で刺激臭があるもの、常温ではガスです。水に良くとけ、ホルマリンと呼ばれる水溶液として標本保存消毒にもつかわれています。死体を腐敗さえないホルマリンですから強力なはずです。このホルムアルデヒドは温度や湿度が高いと揮発(気体化)しやすくなり、冬よりも湿度のある梅雨から高温である夏にかけて濃度が濃くなっていきます。24時間換気など義務づけされ、どんなに呼吸する素材を多用しても付けなくてはいけないが、あれは国がシックハウスシックスクールなどに対して、対応策を打っているっていうアピールにしかならないような気がします。あんな小さい換気扇がいくら設計上で空気が入れ替わりますっていっても、それで室内空気環境が良くなるとも考えにくい。やっかいなのは、国土交通省の指針はあくまでも指針でありそれ以下なら安心かというとそうではないという事。シックハウスには個人差も有れば、建材によっても異なり仮に同じ建材でも時間の経過にも個人差にもよるし温度や湿度によっても、症状が異なるのです。かつ、住宅だけではなく、生活用品、家具、喫煙も原因になる。実際には、化学物質が全くない生活はあり得ないと思いますが換気はもちろんの事、リスクの小さい、分かるものを使って家を造る事が重要だと思います。シックハウス 直訳で病気の家。不動産や建築に携わる人たちにも、住宅っていう一つの箱を売っている、造っているだけではなく、室内の空気環境も扱っているという風に考えて。もちろんこれから買う人建てる人も、本当に多くの条件や希望などもあるとは思うけれど、どうか価格やデザインなど箱としてとらえるだけではなく、空気環境も買うんだ、造るんだって意識してみると良いと思います。書籍には多くの情報があります。何かにかたよって書かれているのも多く、全ての内容を鵜呑みにするのもどうかとは思いますけど参考にあることは多いです。天然素材でつくる健康住宅健康に住まう家づくり