【すぐにアクションを起こすための方法】
前回の続きです。聞いた話を実行に移すにはどうすればよいか?周りの人を観察していて感じる、きちんと実行する人と実行しない人の圧倒的に大きな違いは、「実行する人は、『すぐに』実行する」ということです。そういう人は、「優先順位だの重要性だの順番だの適切な時期かどうかだの」という余計なことを考えずに、とにかく行動してみる、というメンタリティがあるように思います。まず行動に移してみる。そして、行動に移してみようとおもって、すぐに実行できないとわかってはじめて、優先順位だの重要性だの適切な時期はいつだ、だのということを考えるわけです。(こういうところからも、こういう実行力のある人には「せっかち」な人が多いのではないかと思います。)だいたいにおいて、話を聞いた瞬間、ひらめいた瞬間が、一番「やらなきゃ!」という気持も強いわけだし、記憶も新鮮なわけだし、行動に移すには最適な時期なんでしょう。自分自身の経験でも、「あとでやっておこう」と思ってメモに残しているものは、1週間たつと、だいたい半分くらいは何も実行せずに、それっきり不良在庫になってしまい、不良在庫がたまると自己嫌悪に陥るという循環になっています。もう一つ、感じるのは実行する人は『気が重い・やりたくない・不安である』という、実行を妨げる気持ちをうまく乗り越える方法論を持っているということですね。要するに「先延ばししない」ということです。というわけで、「すぐにアクションを起こす」方法、あるいは「先延ばしを絶つ」方法について、ネットにあるものをいくつか拾ってきました。自分でも心がけているものや、「なるほど」と思うものもいくつかあるので、一番下に抜粋を載せておきます。いずれのケースも共通するのは、「仕事を細かく分解して、最初のアクションは『超簡単』なものにする」ということでしょうか。仕事を細かく分解するためには、紙に書いた方がよいでしょうし、そうすることで「小さなものから片付けていくことの勢い」を得ることになるのではないかと思います。そうやって考えてみると、「セミナーで会った人にお礼のメールを打つ」というのも、一見簡単なようですが、「メールを書く」というだけでも、○メーラーを開く○あいさつ文を入れるかどうか悩む○セミナーでの感想をまとめる上で悩む○セミナーの感想の中に、少し「よいしょ」を入れる○セミナーと今の自分の関心事を結びつける○自分の関心事について、少しだけ話を入れる○文章を結ぶ○全体をチェックする○メールを送信するという具合に、かなり多くの段階があるんですよね。それに加えて□相手にとって失礼にあたらないか□相手に迷惑がられないか□逆に、過剰に反応されて面倒なことにならないか□相手にバカにされるような内容ではないか□そのつもりはないが、相手の逆鱗に触れてしまう可能性はないかなど、いろいろな『悩み』も発生しますね。初めてやるときには気が重いですし、気を遣うと時間もかかりますね。こういうのは、一度やると二度目からはとても気が楽ですがね。そんなことを思いました。--------------------------------------------------------------idea*ideaから、1. 目標は細かく設定殆どの目標はあいまいすぎるか、大きすぎるため達成されない 目標は小さなステップに分解しよう その際は具体的で測定可能な行動ステップにしましょう 目標が達成されたときの状態を具体的に決めておきましょう 2. 目標達成のために1日15分!目標達成のために何時間も使う必要はないでしょう 重要なのは小さな努力の積み重ねです 1日15分、目標達成のための時間にしましょう その時間で目標達成に近づくための小さな行動を起こしましょう 7. 紙に書く!紙に書いたほうが達成率が高まります 紙に書くという行為を行うことであなたは自分の時間とエネルギーをそこに先行投資したことになります さらに書いたものに線をひいて消す、という行為は精神衛生上いいのですよ Australian National UniversityからPROCRASTINATION STOPPERS4. The Salami Technique - List all the different steps you have to take to complete a job. Concentrate on taking the first step, then the next, etc. Keep your attention on the individual sections rather than allowing yourself to be daunted by the fuller picture. (This approach is called the salami technique because a slice of salami at a time is considered more appetising than eating the whole sausage.)(サラミ・テクニック:サラミを1本まるごと食べずに、薄くスライスするように、自分のやらなければならないことをまず細切れにして、最初のステップにとりかかる。)8. Set ‘warm up’ tasks to get started eg. brainstorming exercise, re-reading notes, organising your material.(「準備運動タスク」を作る。準備運動タスクから始めることで、調子が出てくる)14. Arrange to work alongside somebody who works well.(よく働く人のそばで働く)Techniques To Manage Procrastination(元ネタ不明)からBreak the Task Down into Little Pieces (仕事を細切れのパーツに分解する)Not: There's so much to do, and it's so complicated. I'm overwhelmed by my English term paper. (×:やることが多く、難しい。この英語のレポートは、自分の手に負えない)Instead: I don't have to do the whole project at once. There are separate small steps I can take one at a time to begin researching and drafting my paper. (○:プロジェクト全体を一気に片付ける必要はない。小さいタスクに分解しよう)Set Up Small, Specific Goals. (小さく、具体的な目標を設定する)Not: I have to write my thesis within two months.(×:このレポートを2ヶ月で仕上げなくては)Instead: If I write 2 pages per day, Monday-Friday, I can finish a 1st draft in 1 month. I'll have a revised final draft in 2 months. (○:もし平日に2ページずつ書けば、1ヶ月でレポートが完了する。最後の1ヶ月は、見直し・修正しよう)Take One Small Step at a Time. (小さなステップを1つずつ着実に)Not: It's too much. I'll never get it all done(×:多すぎる。これは終わらない)Instead: What is the one next step on my list? I'll concentrate on that step for right now (○:次のステップは何か?それに集中しよう)Reward Yourself Right Away When You Accomplish a Small Goal. (小さな達成があったら自分にご褒美を)Not: I can't take any time out until I'm completely finished.(×:これが終わるまで休めない)Instead: I spent an hour working. Now I'll call a friend. (○:一時間集中できたから休憩して友人に電話しよう)Just Get Started. (とにかく始める)Not: I can't write this speech until inspiration hits.(スピーチ原稿は、ひらめきが無いと賭けない)Instead: I'll write what first comes to mind, then improve it later. (まずは、思いついたことを書きとめよう。それを改善するのは後からでいい)Look at What You Have Accomplished. (達成したことに目を向ける)Not: I have hardly made a dent in all there is to do.(こんなにやることがあるのに、何もできていない)Instead: I have reviewed my lecture notes and read 3 chapters. That won't guarentee me an "A", but it's more than I did yesterday. (レポートの準備として、ノートを見返した。だからといって「A」がもらえるというわけではないが、それでも昨日よりは進歩している)