乙女の恥じらい人魚姫
プールキャップを被ろうと鏡を見てギョッ!しっかりメイクした顔が写っています。プールはお化粧禁止。いつもの習慣で顔を洗ってお化粧してしまっていたのです。大慌てで水洗い。集合場所に行って待っていると友人が来ました。「あら、お化粧しているんじゃない?」「水で洗ったけどまだ分かる?」「今のお化粧は、水ぐらいで落ちないのよ。洗顔フォーム貸してあげる。」人魚姫、でだしから友に救われました。今回をいれてあと2回というのに参加者は、また8人。今度は用事で1人途中で帰り,またまた7人しかいません。蹴伸びと面クロールで50メートル、右手クロール25メートル左手クロール25メートル3回に1回の息継ぎで50メートル。ターンに重点を置いて好きな息継ぎで50メートル・・・次々と進みます。余裕なんて1かけらもありませんでした。後半は、背泳の練習。「もう恥ずかしがっている年じゃないんだから、思いっきり手を伸ばして・・・」と、先生に注意を受けている先輩。彼女は、3年目になるのだそうですが、背泳が苦手なのです。「なかなか思うようにいかなくって・・・」と、可愛らしく赤くなっています。「乙女の恥じらいですね。」と、言うと「乙女ねえ、その心は大切ですね。」先生との会話も楽しくなってきました。苦しく楽しい練習でした。あと1回しかないと思うと淋しいです。せっかくお友達もたくさんできたのに。「また申し込もうね。」約束をして帰ってきました。