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2004.10.05
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カテゴリ:パリの思い出
すでに、帰国から4年が過ぎてしまいました。今思えば、日記でもつけておけばよかったですが、今からでも、覚えていることを、日記の隙間に埋めていこうと思います。

渡仏したのは、ヨーロッパを寒波が襲った直後の1997年の年明けすぐでした。現地の多国籍法人に派遣という形で、所属部局からは私が第一号だったので現地の様子も仕事の内容もよくわからないまま、「まあ好きなようにやってこい」という上司のお気楽な言葉で送り出されました。

それまで行った事のある外国はアジアばかりで、パリも初めてです。相手先のコンタクトポイントだった秘書さんに頼んで、当座の宿は秘書仲間のアパートをB&B形式で安く二週間ばかり間借りさせてもらうという話をつけ、不安一杯・手荷物一杯で、初めてエールフランスに乗りました。

エールフランス、機内の夕食にはいつもブルーチーズがつくのですが、そのときはじめてブルーチーズを一口かじり、あまりにしょっぱくて変な味がして、とても食べられませんでした。ちなみに今ではロックフォール大好きです。当時苦手だった赤ワインも大好きになって帰国しました(笑)。

シャルルドゴール空港につくと、税関仕事していないんじゃないかと思うくらい、非常にあっさりゲートまで素通りです。超過料金を取られかけたくらい荷物が多いし、慣れていない上、行き先はホテルではなく個人宅だったので、声をかけてくる白タクを断り、普通のタクシーを拾いました。

東京しか知らない私には、果たして住所だけで普通の個人の住宅にたどり着くかどうかは非常に疑問だったのですが、後でパリもロンドンもそしてたぶんニューヨークでさえ、通りにはすべて名前があり、規則的に番地がつけられているので、地図と住所さえあればどこでもたどりつけるのだ、ということを知りました。

高級住宅街の16区で、あの建物だよ、と言ってタクシーは止まりました。メーターの料金の他、大きな荷物についても料金がかかる、というのが日本との違いですが、客がスーツケースを転がしていてもめったに運転席から降りない日本のタクシーと違い、フランス近辺はすぐドライバーが下りてきて荷物をトランクに納め、客を乗せ、自動ではないドアを閉めてくれることも多いです。

何度か行ったブリュッセルでは、タクシーにはぼられた経験ばかりですが、それに比べるとパリのタクシーは、日本ほどではないですが、比較的まっとうなドライバーが多い、という印象です。





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最終更新日  2004.12.03 22:26:16
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