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カテゴリ:アート・イベント
久しぶりにここ三日快晴が続き、低迷していた体調も今日は悪くはなく、ちょっと遠方ですが気晴らしに散歩しに行きました。 有名な桜の名所ですが、行くのは初めて。少々暑かったですが、非常に気持ちがよいところでした。 実は目的地は山種美術館。 予想以上に小さなところでしたが、ショップには絵葉書が充実していて、 奥村土牛の醍醐 とか、展示していないものまで何枚か買い込んでしまいました。 今開催されているのは「緑雨の景観」展。 展示の中で一番いいなと思ったのは、松尾敏男の彩苑でした。面白かったのは、実物大に描かれたこの絵の実物の前に立つとなんとも言えずいいのに、それが絵葉書は単なる花の絵だったことです。他のものは絵葉書でもそれほど極端に印象は変わらないのに、不思議でした。 写真は、5/27の「美の巨人たち」(テレビ東京)で取り上げられた竹内栖鳳の班猫(はんびょう)の絵葉書を撮ったもの。この美術館が所蔵していますが、10月まで展示はないそうです。 たまたまそのテレビ番組を見たのが山種美術館詣でのきっかけですが、個人的には、この緑の目の美猫より、ちらっと映っただけの百騒一睡図屏風の脇役の雀に心惹かれています。ちなみに、期待は裏切られて「緑雨の景観」展に栖鳳の絵は一枚も展示されていませんでした。(^^;) 百騒一睡図屏風の所蔵は大阪歴史博物館。今の体調で大阪行きは少しばかり辛いのでパスですが、都内の五島美術館がちょうど「近代の日本画」展開催中で、展示に栖鳳の絵が含まれています。雀が描かれているかどうかはわかりませんが、とりあえず覗きに行こうと思っています。 特に日本画の趣味があったわけではないんですが、今の30代後半から40代前半の人々が子供の頃、記念切手収集がとても流行し、当時私も発売日には近所の小さな郵便局の窓口に並んでいました。 花や昆虫同様、絵柄が美しくて人気があるのが絵画のシリーズだったので、切手好きなら、結果として日本画の重要文化財などの有名どころはだいたい見たことがあるのではないでしょうか。切手の実物を見るのは意外に楽しいですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.06.08 21:09:18
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