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2006.06.08
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カテゴリ:アート・イベント
近代の日本画展、行って来ました。

平日の日中でこのテーマなので、予想以上にかなり年配の男性ばかりです。

寿命の差を差し引いても、世間一般のイベントなどに参加する年配者は女性ばかりだし、たまにいる男性も奥方に連れてこられた感が強くて情けなく感じたりしていたのですが、ここは年配男性が連れ立ってきていたり、たまに女性がいても奥方に連れられるんじゃなくて連れてきている風で、なんとなく将来に一縷の希望が持てるような気もました(笑)。

で、結論を言うと、6/1のエントリで書いた栖鳳の雀、「喜雀」という掛け軸がありました。でも贅沢を言えば、残念ながらここにあった掛け軸の雀よりも、TVに少しだけ映った百騒一睡図屏風の雀の方がよかったような気がします。

面白かったのが、違う画家が書いた鶴や茄子が複数あったことで、どれがよく見えるか自分の好みがはっきりわかります。ちなみに、茄子は、全て無彩色で小林古径、跡見花渓、横山大観がありましたが、断然古径がいい、と私は思いました。

他、いいなあと思ったのは大橋翠石の「猛獅虎の図」で、なんとなく気になったのは山口蓬春の「木瓜」。

あとは、栖鳳のお弟子さんだったという金島桂華の絵が展示の中で一番多かったですが、まず日本画に特徴的だと私が勝手に思っていた、「間」というか何も描かれない空間がかなり少なくて、特に「鶴」とか、画面きちきち、という感じです。

個人的にそんなに興味がないので熱心にはみなかった硯などの昔の筆記用具の類を除くと絵は全部で33点、筆記具も含め全て大きな一室に納められていて、それほど大きな美術館ではなく、比べると夜間割引の日本橋高島屋が相当お得だった気がしますが、五島美術館の入場者は結構広い庭もフリーパスになります。

ちょうど苔むした石畳の上に模様のようにまだ青い独特の形の楓の種がたくさん散っていたので、紅葉の時期には見ごたえがあるかもしれません。

日本庭園に石仏や石灯篭はありがちですが、それに加えて二箇所ばかり石の大きな羊が置かれていたのが何か目に付きました。なぜに羊?

下は、庭の片隅に咲いていた花(ホタルブクロでしょうか?) の中にミツバチが入っているところ。

できれば今回もこのエントリのトップ画像を展示の絵の絵葉書にするつもりだったんですが、ここのミュージアムショップ、絵葉書1枚80円という良心価格なものの品揃えが薄く、結局トップの写真も庭園内の風景になりました。

五島美術館1



[参考]

五島美術館公式HP    http://www.gotoh-museum.or.jp/top.html





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最終更新日  2006.06.08 21:09:50
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