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カテゴリ:アート・イベント
昨日はじまったばかりの、「国宝風神雷神図屏風 宗達・光琳・抱一 琳派芸術の継承と創造」展を見に、出光美術館に行きました。 会期中、無休で毎日夜7時まで、という月曜日も休まない太っ腹。でも、主催側はそれだけ混雑すると予想してるということですよね。 今は平日動けるので、混みそうな土日の美術館は基本的に避けるのですが、今日は頭痛と肩痛が酷くてじっとしているのも辛いので、体を緩めるために散歩がてら閉館一時間前を狙って出かけました。 狙いは当たり、かなり空いていたので、何度か後ずさり(笑)しつつ、二曲一双、全部で三双(と数えればいいんでしょうか)の屏風を十分に堪能してきました。ひたすら贅沢です。好みを言えば、やっぱり断然宗達でした。 宗達の屏風を見て感動した光琳が写し、さらにそれを見て抱一が写していて、三対とも構図は全く同じです。並べれば違いは明らかですが、それでも昔学校の教科書に載っていたのがどれだったかは記憶の中で判別不能なほど似てます。今回展示はありませんが、抱一のはさらに鈴木其一が写しているそうなので、どこかで見てみたいなと思います。 もともとは綺麗系の花鳥画が趣味なので、あまり風神や雷神はうつくしいという感じじゃないよなあ、などと当初思ったし、実際この神様達、ハンサムとは言い難いんですが、それでもなぜか実物を目の前で見ると、美しい屏風なんです。でも未だなぜ自分がこれが美しいと思うのかよくわかりません。不思議です。 他、いいなと思ったのが、抱一の「紅白梅図屏風」で、紅梅の色がかなりくすんでいますが、美しい銀屏風。鈴木其一の秋草図屏風も良かったです。 また、面白いと思ったのが、仙がい(「がい」の字は「崖」から山を取った字。)の「指月布袋画賛」(下)。臨済宗の偉いお坊さんだったそうで、どこかで見かけるアスキーアートと微妙に似てる気がしますが、約200年前の絵です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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